大分・別府鉄輪朝読書ノ会

大分県別府市鉄輪にて毎月開催しています課題図書形式の読書会です。

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読書の醍醐味の一つは、繋がるはずのないと思っていた二つの書物が読者の心の中で繋がることによって、作者も思っていなかったような新たな言語宇宙が誕生することのうちにある。無数の読者の心の中で無数に日々誕生するこうした無限の言語宇宙の連鎖こそ、この世界に意味を与えているものに他ならない。山本芳久twitter

 

 

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  1. ある本を読んで、求めていたものと異なるからといって、けなすような言葉を発してはならない。そこで起こっているのは、単なるすれ違いかもしれないのである。今日はいらない。しかし、一年後には人生を変える言葉をそこに見出すかもしれない。人は変わる。人は「同じ」本を二度読むことはできない。若松英輔 Twitter

     

    1. ある本を一度読んで、分からない、あるいは、つまらないと思って手放すのはもったいない。二度、あるいは三度読むことで、その本は人生の一冊になるかもしれないのである。親友と似て、人は、心に寄り添うような本をさほど多くは持てない。自己への信頼は読書の原点だが、けっして過信してはならない。若松英輔 Twitter

       

【開催報告】第二十八回 別府鉄輪朝読書ノ会

平成最後の夏、八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた作品は長崎在住の芥川賞作家、青来有一氏の『爆心』でした。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。知らなかった名作を知るきっかけになったという声が多くありました。

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ドリンクは作中にも出たキウイとボイセンベリーのソーダでした。爽やかな夏らしい味でした。

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そして料理の方は、玄米のおむずびに、海老、帆立、牛蒡、茄子、玉葱、パプリカを揚げた物に冷たい出し汁をかけて食べるものでした。たいへん美味しかったです。

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八月は毎年、文学作品を通して戦争について考える場にしたいと思っています。

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大活字本シリーズにもなっているようです。作品の印象さえ変わりますね。

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今日はニャンコものびる暑さでした。次回は9月30日、アントニオ・タブッキの『供述によるとペレイラは…』を読んでいきます。

 

 

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本は美しくありたいというふ願いは装幀者のみではないと思ふ。戦で荒れた本の世界も此頃は美しさに戻りつつある、世情しかくおちつきを得たことからでもある、又材料工作の復𦾔もしくは進展のためでもある。いま誠文堂新光社の好意で小生の既往三十年の装本寫眞集が刊行される幸に浴した。小生作るところ微力よく、本の美化に堪えるものとは思はぬが、それでも若干の善行と成り得たかと思ふ。今後の装本美術にいくらかの足しになり得るならば幸いである。 一九五二年秋 恩地孝四郎

 

活版印刷で名刺をつくる

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この読書会の会費から幾分かは経費としていただいている資金をこつこつ貯めて、3年目という節目もあり、活版印刷による名刺を制作しました。レイアウト・デザインは自分がして、データ入稿というかたちで依頼しました。

 

 

 

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活版のプレスによる凹凸がわかりますか?今回はミディアムの圧力で印字してもらいました。

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気に入っています。開催会場のここちカフェむすびのさんや坂本長平商店 長寿味噌さん、書肆ゲンシシャさんに置かせていただいています。よろしければ手に取ってください。

 

【ご案内】別府鉄輪朝読書ノ会

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八月の別府鉄輪朝読書ノ会は長崎在住の芥川賞作家。青来有一氏の『爆心』をみなさんと読んでいきたいと思います。八月は毎年戦争関連の小説を読んでいます。今回は長崎の原爆、それもポスト原爆小説と呼びうるような小説を選びました。

 

内容(「BOOK」データベースより)

殉教の火、原爆の火に焼かれながら、人はなぜ罪を犯し続けるのか?「聖水」で芥川賞を受賞した著者が、欲望と贖罪、死とエロスの二律背反の中で苦悩し歓喜する人々を描いた連作短編集。人間の内奥を圧倒的な物語性の中で展開し、谷崎潤一郎賞伊藤整文学賞の二つの文学賞を同時受賞した衝撃的作品。

 

ご興味のあるかたは、ホームページよりお申し込みください。

 

kannawanoasa.jimdo.com