大分・別府鉄輪朝読書ノ会

大分県別府市鉄輪にて毎月開催しています課題図書形式の読書会です。

異形の者

 

 

すでに女を知ってからの戦地での禁欲生活には死の恐怖がつきまとい、獣的なものが表面化されたが、この八十人の仲間の白衣からもれる男の体臭につつまれながら、白足袋をはいた足を組みあわせて天井を仰いだりしている白昼には、自分の若い皮膚の毛穴の一つ一つが、女に向って息づいているのを自覚する瞬間があった。その瞬間、私にとって、女性こそ極楽であったのかもしれなかった。

『異形の者』武田泰淳

 

 

無題

 

 

書物愛する人で人生の後半に入ったと感じる者は、高さ、幅共に90㎝ほどの書棚を一本準備するといい。これまで読んだ本のなかで本当に大切なものをそこに集める。残りの生涯はそれらの書籍を再度読むことにまず費やし、余裕があれば新しい本を手に取るとよいと思う。再読の季節が到来したのである。

若松英輔 

 

 

 

四国、松山へ(2)

松山ブックマルシェを後にして、道後温泉へ。祖父江慎へ。

 

 

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四国、松山へ(1)

11月の連休は奇跡的に休みが取れたので、船でお隣の松山へ出かけました。いちばんのお目当ては以前からずっと行きたかった松山ブックマルシェでした。

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路面電車で古町という駅を降りて徒歩3分ほどのところに会場となる若草幼稚園がありました。

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松山はさすが蜜柑押し!マゼンタの効いたオレンジ色が町に溢れていました。

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会場は大賑わい。

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今日は1万3千冊の本が集まっているそうです。掘り出し物多く、みな必死。何時間いても飽きず、僕は詩を中心に見て回りました。

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戦利品たち。また来たい。

湯たんぽ登場

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半家ネコのオカユさんが、寒くて眠れないと文句を言いますので湯たんぽを準備しました。

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もちろんお湯は温泉から汲んできます。無料です。朝まで暖かく、起床時には顔を洗うのに使います。

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直接だと熱すぎて火傷の恐れがあるのでタオルにくるみます。オカユさんも満足なようで、熟睡しております。

 

 

【ご案内】第二十回 別府鉄輪朝読書ノ会

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こんにちは。主催者のシミズです。ここ鉄輪も朝晩は冷え込み、猫たちも温泉の蒸気口に丸くなって蒸されています。さて11月の別府鉄輪朝読書ノ会は武田泰淳の『ひかりごけ』を扱います。26日10時より、ここちカフェむすびのさんにて。ご興味ある方はホームページよりお申し込みください。

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

雪と氷に閉ざされた北海の洞窟の中で、生死の境に追いつめられた人間同士が相食むにいたる惨劇を通して、極限状況における人間心理を真正面から直視した問題作『ひかりごけ』。仏門に生れ、人間でありながら人間以外の何ものかとして生きることを余儀なくされた若き僧侶の苦悩を描いて、武田文学の原点をうかがわせる『異形の者』。ほかに『海肌の匂い』『流人島にて』を収録する。

 

日曜日の朝。おいしい軽食と1冊の本をめぐって。 - 大分・別府鉄輪朝読書ノ会