大分・別府鉄輪朝読書ノ会

大分県別府市鉄輪にて毎月開催しています課題図書形式の読書会です。

無題

 

「人間にもしか魂があるとすれば、おそらく皮膚に宿っているにちがいない。」

砂の女安部公房

 

 

無題

 

 

書くことが考えを生み、考えが言葉を探そうとする。

福岡伸一

 

 

【開催案内】第十五回 別府鉄輪朝読書ノ会

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第十五回目の別府鉄輪朝読書ノ会は安部公房砂の女』(新潮文庫)をとりあげます。

 

 内容(「BOOK」データベースより)
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める部落の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のなかに、人間存在の象徴的な姿を追求した書き下ろし長編。20数ヶ国語に翻訳された名作。

 

とき:2017年6月25日(日)午前10時~12時

ところ:別府鉄輪ここちカフェむすびの

 

ご関心ある方はホームページよりお申込みください。

ホーム - 大分・別府鉄輪朝読書ノ会

 

 

 

【開催報告】第十四回 別府鉄輪朝読書ノ会

第十四回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回の課題本、メキシコの作家フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』をみなさんと読んでいきました。

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短い作品に多すぎる登場人物、生きている者と死んだ者が語らい、過去と現在が交錯する70の断片からなるこの小説は一度読んだだけではわからないものの、わかる、わからないを超えた豊かな混乱を読書体験として味わう。みなさんの読みを持ち寄りながら、遠いメキシコの荒野の乾いた風がこの温泉地鉄輪にも吹き抜けたような思いがしました。

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場面ごとに登場人物をまとめて作表してきた方がいました!

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メキシコということで、むすびのさんからはクミンシードの効いたチリコンカンやとうもろこしの粉を使ったスープなどが提供されました。辛かったですが、美味しかったです。

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ご参加ありがとうございました。次回、6月は阿部公房の『砂の女』を読んでいきます。

 

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1917年の今日はメキシコの小説家・写真家、フアン・ルルフォが生まれた日です。小説ペドロ・パラモはガルシア=マルケスに影響を与え、アルファグアラ社の催した20世紀最高のスペイン語作家を選ぶ投票で選ばれています。

無題

 

たとえ既に十分に知っていることであっても、口に出して語り、他者に伝えることによって、自分自身が新たな洞察を得る事ができる。他者からの反応によって何かを得るというのではない。心の中に熟した思念を内側に留まらせずに外に発散させる事自体が、新たな思考の運動を心の中に呼び起こしてくるのだ。

山本芳久(比較神学者