第十四回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回の課題本、メキシコの作家フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』をみなさんと読んでいきました。
短い作品に多すぎる登場人物、生きている者と死んだ者が語らい、過去と現在が交錯する70の断片からなるこの小説は一度読んだだけではわからないものの、わかる、わからないを超えた豊かな混乱を読書体験として味わう。みなさんの読みを持ち寄りながら、遠いメキシコの荒野の乾いた風がこの温泉地鉄輪にも吹き抜けたような思いがしました。
場面ごとに登場人物をまとめて作表してきた方がいました!
メキシコということで、むすびのさんからはクミンシードの効いたチリコンカンやとうもろこしの粉を使ったスープなどが提供されました。辛かったですが、美味しかったです。
ご参加ありがとうございました。次回、6月は阿部公房の『砂の女』を読んでいきます。