対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】第二十一回 別府鉄輪朝読書ノ会

こんにちは。第二十一回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。主催者のシミズです。朝から小雪のちらつく寒い日でしたが、多くの方に集まっていただきありがとうございました。今回はみなさんと宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んでいきました。

 

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賢治愛を語る方あり、冒頭の一文にやられるという方あり、独特の語感、描写のきれいさに感心する方あり、また法華経の世界観から語る方もいました。

 

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今日のドリンクは宮沢賢治が好きだったサイダーが提供されました。御当地サイダーを集めてもらいました。

 

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フードは作品にも出ました芋と豆腐と揚げのシチューと玄米の焼きおにぎりでした。たいへん美味しかったです。

 

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店長の河野さんからは、銀河鉄道の夜の特別きっぷにちなんで、収集していた昔の国鉄の切符を見せてもらいました。今で言う乗り鉄だったようです。

 

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切符を切る鋏の形が全部違う❗️

 

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年内の読書会はこれで終わりです。年明けて1月は筒井康隆の『旅のラゴス』をみなさんと読んでいきます。お楽しみに。

 

 

 

 

【開催案内】第二十一回 別府鉄輪朝読書ノ会

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12月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。年内最後の読書会は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』(角川文庫)をみなさんと読んでいきたいと思います。同収録の「よだかの星」などの作品も読んでいきます。

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

―永久の未完成これ完成である―。自らの言葉を体現するかのように、賢治の死の直前まで変化発展しつづけた、最大にして最高の傑作「銀河鉄道の夜」。そして、いのちを持つものすべての胸に響く名作「よだかの星」のほか、「ひかりの素足」「双子の星」「貝の火」などの代表作を収める。

 

 

 

ご興味ある方はホームページよりお申し込みください。

kannawanoasa.jimdo.com

 

【開催報告】第二十回 別府鉄輪朝読書ノ会

 

第二十回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた小説は武田泰淳の『ひかりごけ』。新潮文庫には『流人島にて』『異形の者』『海肌の匂い』が収められており、これらの作品も読書会の対象としました。

 

ー仏像が監視しているな

 

それぞれの作品に通底するテーマについての指摘。人と仏、見るものと見られるもの。

 

文明の薫りがない作品、言葉にし難い、人であるとは何ぞやという哲学的な問い、読んでも分からないところが多かった、今の言葉とは違う重みにガツンときた、読み応えがあった、内容の重さと語りの軽さが面白かった。

 

など言葉を搾り出しながら、みなさんと感想とシェアしていきました。

 

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むすびのさん提供のドリンクは作中に出てくる羅臼の昆布を意識しての、昆布水をベースにプルーンのジャム。お通じが良くなるそうです。

 

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そして軽食の方はツナと玄米に、鱧と鯒のブイヤベース。たいへん美味しかったです。

 

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むすびの田中さんより、メニューの説明です。『ひかりごけ』は飢えの極限状態のなかでの人肉食がテーマになっており、食事が食べられることの有難味を今回しみじみと感じました。

 

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それぞれの感想を持ち寄り、作品の背中を追っていく、スリリングな回となりました。
 

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次回は年内最後の開催となります。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をみなさんと読んでいきたいと思います。

 

 

四国、松山へ(1)

11月の連休は奇跡的に休みが取れたので、船でお隣の松山へ出かけました。いちばんのお目当ては以前からずっと行きたかった松山ブックマルシェでした。

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路面電車で古町という駅を降りて徒歩3分ほどのところに会場となる若草幼稚園がありました。

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松山はさすが蜜柑押し!マゼンタの効いたオレンジ色が町に溢れていました。

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会場は大賑わい。

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今日は1万3千冊の本が集まっているそうです。掘り出し物多く、みな必死。何時間いても飽きず、僕は詩を中心に見て回りました。

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戦利品たち。また来たい。

湯たんぽ登場

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半家ネコのオカユさんが、寒くて眠れないと文句を言いますので湯たんぽを準備しました。

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もちろんお湯は温泉から汲んできます。無料です。朝まで暖かく、起床時には顔を洗うのに使います。

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直接だと熱すぎて火傷の恐れがあるのでタオルにくるみます。オカユさんも満足なようで、熟睡しております。