大分・別府鉄輪朝読書ノ会

大分県別府市鉄輪にて毎月開催しています課題図書形式の読書会です。

読書と書物

他者と一緒に書物を読んでいて、これまでは読めなかった箇所が読めるようになるのは有益なことだが、更に有益なのは、これまで読めていたと思っていた箇所が実は全然読めてなかったことに気づけることだ。そして、不思議なことに、そう気づくことによって、…

【開催案内】第四回 別府鉄輪朝読書ノ会

被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書きのこした後期作品16編。太宰最後の境地をかいま見させる未完の絶筆「グッド・バイ」をはじめ、時代の転換に触発された痛切なる告白「苦悩の年鑑」「十五年間」、戦前戦中と…

感想と批評

感想というのは「読んでいる時間の中で感じていること」で、批評というのは「読み終わった時点で振り返ること」、という風に私は大ざっぱに分けることにしています。 保坂和志 この読書会では読んだ感想を話すということを重要視していますが、 感想とはなん…

【開催報告】第三回 別府鉄輪朝読書ノ会

先日、第三回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 当日は朝から激しく雨が降っていましたが、 開催する頃には止んでくれました! 今回の課題図書は角田光代さんの『対岸の彼女』。 最初に全体的な感想を全員に聞いたところ、 初めはのれなかったけど、読…

紙の手触り・ひらがな・活版印刷

先日、大分銀行宗麟館2階にて紙好きの集まる カミカイギというのがありまして行ってきました。 紙が好き!カミカイギ、開催中です! – パラボラ舎 手動の活版印刷機で便箋を制作するワークショップがあり、 鉄輪朝読書ノ会のレターセットをつくってみました…

【課題本の紹介】『対岸の彼女』 角田光代

専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが…。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友…

『やし酒飲み』 原文紹介

『やし酒飲み』は日本語訳もまた創意工夫に満ちたものなのですが、 超訳すぎるのでは?という声もありましたので、 会の中でも話題となった一文をとりあげてみたいと思います。 岩波文庫でいうと、76ページの1行目に王様との対話のやりとりがあるのですが、 …

第二回 開催報告。

第二回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催いたしました。 今回はエイモス・チュツオーラの『やし酒飲み』を課題本とし、 マイナーな作品だったので参加者が集まるのか心配しましたが、 おかげさまで満員御礼となりました。 参加者は15名(女性10名/男性5名)でし…

【メディア掲載】今日新聞

別府地元の愛すべきローカル新聞、 今日新聞さんに第一回の別府鉄輪朝読書ノ会を 記事にとりあげていただきました。 意見交換というとニュアンスがだいぶ違うのですが。。 読んだ本の感想を気楽にシェアする会で、 意見を熱くぶつけあったりということはあり…

GWは瀬戸内海の島々を旅しました。

GWは晴天の合間を縫って四国に渡り、瀬戸内海の島々を巡る旅をしました。 島々といっても、直島と豊島だけですが。 特に豊島の豊島美術館は静かで繊細で、従来の美術館のイメージを覆す、 自然と融通無碍の空間を一体となって味わうような美術館でした。 人…

課題図書の紹介『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ

「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった」――。やし酒を飲むことしか能のない男が、死んだ自分専属のやし酒造りの名人を呼び戻すため「死者の町」へと旅に出る。その途上で出会う、頭ガイ骨だけの紳士、指から生まれた赤ん坊、不帰(かえらじ)…

開催風景

運営にもご協力いただいたSさんより、 すてきな開催風景の写真を送っていただきました。 ありがとうございました。 むすびのの田中さんに、今回の軽食メニューのコンセプトを話していただきました。 むすびのオーナーの河野さんに、これからの展望などを語っ…

【開催風景】第一回 別府鉄輪朝読書ノ会

第一回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回の課題図書は夏目漱石の『こころ』でした。 参加者は女性9名、男性7名で年齢層は20代から60代まででした。 参加者それぞれの『こころ』の読書体験があり、 それをつき合わせることで、各人の考え方や生き…

無題

今回の地震の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。 ここ別府鉄輪でも大きく揺れました。 大分市より揺れたかと思いますが、大きい本棚や食器棚等は無事でした。 奥行きのない軽い本棚は倒れていましたけど。 本好きの方は本棚を持っている方が多いと…

課題図書の紹介:夏目漱石『こころ』

第一回目の別府鉄輪朝読書ノ会はすでに満員御礼ですが、 とりあげる課題本の紹介をしたいと思います。 夏目漱石『こころ』。 夏目漱石は1916年に49歳で亡くなっています。 今年で没後100年ですね。 処女作の『吾輩は猫である』が1905年の発表ですから、 あれ…

満員御礼

第一回目の別府鉄輪朝読書ノ会(課題図書:夏目漱石『こころ』)ですが、 開催1か月を前にして早くも満員御礼となってしまいました。 申し込みを考えられていた方、ごめんなさい。 5月22日 開催予定の第二回目(課題図書『やし酒のみ』チュツオーラ)は 現在…

書肆ゲンシシャ 訪問

先日、別府にあたらしくできた古書店の書肆ゲンシシャを訪れました。 出版社でも書肆山田とか、書肆が屋号につくところはそれだけでゾクゾクします。 店内はバランスよく本が配置され、広くはないもののすっきりしていて、 300円でいただける紅茶を飲みなが…

4月の開催案内

第1回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催します。 とき:2016年4月24日(日)午前10時から12時 ところ:別府鉄輪ここちカフェむすびの(別府市鉄輪上1組) 参加費:1,000円(1ドリンク軽食付き) 定員:約15名 → 残席少ないです 課題図書:『こころ』夏目漱石 ※…

始動。

このたび1年ほどかけて準備してきた読書会が、4月に具体的な形となりまして開催されます。 ちょうど1年前にここ別府鉄輪の地に引っ越してきて、すっかり土地の人となり、この温泉街をこよなく愛しているのですが、「本」や「読書」といった文化が希薄なこと…