2018-08-07 無題 ある本を読んで、求めていたものと異なるからといって、けなすような言葉を発してはならない。そこで起こっているのは、単なるすれ違いかもしれないのである。今日はいらない。しかし、一年後には人生を変える言葉をそこに見出すかもしれない。人は変わる。人は「同じ」本を二度読むことはできない。若松英輔 Twitter ある本を一度読んで、分からない、あるいは、つまらないと思って手放すのはもったいない。二度、あるいは三度読むことで、その本は人生の一冊になるかもしれないのである。親友と似て、人は、心に寄り添うような本をさほど多くは持てない。自己への信頼は読書の原点だが、けっして過信してはならない。若松英輔 Twitter