対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【開催案内】第九十七回 別府鉄輪朝読書ノ会 6.30

探していないふりをしながら、ずっと探していた。後ろにいたのか、と、冷静に思う。 『何者』朝井リョウ ◆「別府鉄輪朝読書ノ会 6.30 」六月は『何者』朝井リョウ(新調文庫)を読んでいきます。すべての就活生と働く人に。就活対策のため、拓人は同居人の光…

【開催報告】第九十六回 別府鉄輪朝読書ノ会 5.26

だったら、殺すために孕もうとする障害者がいてもいいんじゃない? 『ハンチバック』市川沙央 五月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回とりあげた作品は市川沙央さん『ハンチバック』でした。 様々なテーマが内包されていて議論の尽きない回で、これ…

自分の人生をどう生きたいかが民主主義

・ 勉強をしていなかったA君は隣の席の子の鉛筆がなぜ短いのか理解できなかったが、自分が勉強するようになって鉛筆が減るのを知ってなるほどと思ったという話をしてくれた。 ・ この前の哲学フェの参加者の声を本人の了解いただいて載せる。 自分は共感を大…

【開催案内】内省的哲学対話 6.8

◆「内省的哲学対話 6.8」哲学とは「自分自身を知り、自分自身になる」ための道標でもあると思います。内省的哲学対話とは、少人数で他者との対話を通して、「自分」を見出したり、とらわれや固定観念に気付いていく試みです。 今回のテーマは「価値、観」。…

【開催報告】大分大学 労働法ゼミでの哲学対話 5.14

以前より親しくさせていただいていました大分大学の小山先生にお招きいただき、 大分大学の労働法のゼミで学生さんと哲学対話をさせていただきました。 テーマは事前に学生さんの間で問い出しして決めていただいた「スマホは私たちの世界に必要か?」でした…

内省的哲学対話の参加者からのご感想

先日開催した内省的哲学対話の感想をAさんよりいただきましたので、 本人の許可を得て、ここに掲載します。ありがとうございました。 *** こんばんは! 先日の会おつかれさまでした。 思わぬ自分を発見したり、いろんな気づきを得たので 自分なりのまとめ…

【開催報告】哲学カフェ大分 5.18

自己が多声的であった思いを、自分の声としてある意味で専有していくのは対話の過程の中である。 『人は語り続けるとき、考えていない』河野哲也 五月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回はいつも私がテーマ決めをしているので、みなさんから問いを集めて…

【開催報告】内省的哲学対話 5.11

……人生とは、あるいは生活史とは、要するにそれはそのつどの行為選択の連鎖である。そのつどその場所で私たちは、なんとかしてより良く生きようと、懸命になって選択を続ける。ひとつの行為は次の行為を生み、ひとつの選択は次の選択に結びついていく。こう…

【開催報告】内省的哲学対話 5.3

空を見てよかった 闇とも 光とも いえない もう 内とも 外とも わからない深さのなかに 結び付きを とりもどす 内藤 礼 パレーシア 率直に話すこと、じぶんを見せることは、じぶんへの関係、他者への関係、話すことを通して明らかにされることがらへの関係、…