対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

哲学カフェ

【開催報告】オン哲!8.15(オンライン哲学カフェ)

8月のオンライン哲学カフェを開催しました。 今回のテーマは「過去の行為をさかのぼって罰することとは?」でした。 SNSにおいて、過去の言動が永遠に「過去」になってくれず、いつも現前化した状態で表れるというインターネットの特性(書籍や手紙などなら…

【開催案内】オンライン哲学カフェ 8.14

◆「オン哲!8.14(オンライン哲学カフェ) 」 今回のテーマは「過去の行為をさかのぼって罰することとは?」です。国家レベルでは戦後75年経った今も続くナチスに加担した者への刑事責任の追及や、日本の周辺国への戦争責任など。個人のレベルでは、過去のセ…

【開催案内】新企画「オンライン・ソーシャルカフェ 7.23」

大運動会スタジアム ソーシャルカフェとは、社会の課題や問題点について語り合い、解決の糸口やヒントを見出し、より良い社会に近づくため、また民主主義の足場になるような対話型コミュニティを目指す試みです。不定期で開催したいと思います。今回は大運動…

【開催報告】オン哲!7.10(オンライン哲学カフェ)

僕が現場と言うのは、たんに目の前にある場所ということではないのです。 『遠野物語』森山大道 七月のオンライン哲学カフェを開催しました。 今回のテーマは「諦めることとは」についてみなさんと対話しました。 仏教では「諦める」ことがポジティブな意味…

【開催報告】オンライン・シネマ哲学カフェ 7.3

久しぶりにシネマ哲学カフェを開催しました。 今回は2018年にカンヌの最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督の 「万引き家族」を題材に、”人が人を大事にする、人に大事にされるって何だろうか”を テーマに参加者のみなさんと対話しました。 初めに映画…

【開催案内】オン哲!7.10(オンライン哲学カフェ)

こんにちは。主催者のシミズです。七月のオンライン哲学カフェの案内です。 今回のテーマは「諦めることとは」です。ある禅僧の言葉を紹介します。”「諦める」の語源は「明らむ=明らかにする」。 仏教では、「物事の理(ことわり)をはっきりした上で、その…

【開催案内】オンライン・シネマ哲学カフェ 7.3

映画「万引き家族」 こんにちは。 シネマ哲学カフェを開催します。一本の映画を事前に見ていただき、その感想を話し合い、映画のテーマを深堀していくオンラインの対話の場です。今回選んだ作品はカンヌ映画際で最高賞を受賞し話題になった是枝裕和監督2018…

【開催報告】オン哲!6.19(オンライン哲学カフェ)

鉄輪の石垣の間に生える野花がうつくしい オン哲!(オンライン哲学カフェ)を開催しました。 今回のテーマは「声」。 形としてはっきりととらえることができないテーマだったので、 みなさんと少しづつ考えを断章のように寄せ集め合いながら、 行きつ戻りつ…

【開催案内】オン哲!6.19(オンライン哲学カフェ)

オンラインでの哲学対話の案内です。 今回は「声」についてみなさんと問い考えてみたいです。 ◆「オン哲!6.19(オンライン哲学カフェ) 」 今回のテーマは「声」です。コロナの影響でオンラインが増えて他者の声を耳元で聞く機会が増えたり、動画サイトなど…

【開催報告】悩める教師のためのオンライン対話 6.12

学校の中に目的がないことを認める場所を作ることは、とても大切なことではないかと思っている。 『哲学対話と教育』「そういえば、結局のところ、対話するってどんなことだろう?」中川雅道(大阪大学出版会) 悩める教師のためのオンライン対話を開催しま…

【開催案内】悩める教師のためのオンライン対話 6.12

六月の「悩める教師のためのオンライン対話」の案内です。 興味のある方はホームページよりお申し込みください。 *** 「悩める教師のための〜」とありますが、教師ではないけれど、一緒に考えたい方の参加もOKです。広く学校や教育について考えましょう。(…

【開催報告】オン哲!5.22「癒しってなんだろう?」

オンラインのようす 久しぶりにオン哲!(オンライン哲学カフェ)を開催しました。 テーマは「癒しってなんだろう?」でした。 人と共にいる癒しもあれば、一人でいる癒しもある。 つながる癒しと断ち切る癒し。 求める癒しと訪れる癒し。 「主婦」とか「母…

【開催案内】オン哲!5.22(オンライン哲学カフェ)

◆「オン哲!5.22(オンライン哲学カフェ) 」 久しぶりのオンラインによる哲学カフェを開催します。今回のテーマは〈癒し〉です。コロナ渦のなか、ストレスがたまることが多いと思いますが、みなさんは何が〈癒し〉となっていますか?癒しはそもそもどこから…

〈哲学カフェ大分〉の対話のルールやコンセプトなど

〈哲学カフェ大分〉の対話のルールやコンセプトは、 対話の開始前にいつも僕が読み上げて共有しているものですが、 一度ここに書き記したいと思います。 対話のルールは、それぞれの哲学カフェで違いますが共通しているものも多い でしょう。対話のルールは…

「対話の可能性」

鷲田清一さんの「対話の可能性」という 詩のような文章にふるえた。 縦書きで書けないのが残念だが、シェアしたいので書き写してみる。 改行はこちらでしました。傍線も僕が引いています。 対話の可能性 人と人のあいだには、性と性のあいだには、人と人以外…

【開催報告】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3-6

最後に訪れたのは、「成仏」という名前の地名につくられた、 宮島達男の「HUNDRED LIFE HOUSES」という作品。 いままでこの開催報告の冒頭に宮島氏の言葉をもってきたのは、 ここに結びつけるためということもありましたが、 参加者の問いかけのなかに「評価…

【開催報告】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3-5

名前のない海岸と名前のある私たち。 岸辺のない海に辿りつく 目的を失うと、すべてまわりの責任にする。「環境が悪い」「日本の文化度が低い」「社会が悪い」「マーケットが悪い」…そして、戦略を巡らし、外堀から埋めようとする。これではいつまでたっても…

【開催報告】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3-4

鳥は人のためにではなく世界のために啼いている。 鳥の啼き声の意味がわかるだろうか? 喰えることと質とは別次元である。この「質」と向き合うことは、自分と向き合うこと。外的要因ではなく自分の努力で報われる世界。ここは裏切らない。「喰えることは偶…

【開催報告】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3-2

僕は隙間が好きだし、隙間から射し込む光線はもっと好きだ。 この生き方、絵描きに限らない。評価されるされないに関わらず、自分が良いと思える事を人と比べず追求する。そんな人はもうすでに本物のアーティスト。そう、実は、アートは絵描きだけの専売特許…

【開催報告】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3-1

作者不詳がいちばん素敵だ。 アートは職業になじまない。むしろ、アーティストは生き方である。そうした生き方と思い定めれば、自由になれる。うまいへた。評価されたされない。売れた売れない。人と比べない。楽しいから描いていた頃。そして見てくれた人に…

【開催報告】悩める教師のためのオンライン読書会 4.29

悩める教師のためのオンライン読書会を開催しました。 今回は「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治(新潮新書)を課題図書とし、 参加者のみなさまと読んでいきました。 旭川の事件も加害者側のケアはどうなっているんだろうとか、 教育の敗北であると…

【開催案内】アートで哲学カフェ in 国東半島 5.3

国東の風景 こんにちは。ファシリテーターのシミズです。GWの予定は決まっていますか?今日は新しい企画〈アートで哲学カフェ〉のご案内をいたします。通常の哲学カフェは室内にて開催されることが主だと思いますが、このコロナ渦のなか、室内にて対話するの…

【開催案内】悩める教師のためのオンライン読書会 4.29

好評のオンライン読書会です。今回課題となる本は『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治(新潮新書)です。全部読まなくても構いませんが、できるだけ読んでご参加ください。「悩める教師たちの〜」とありますが、教師ではないけれど、一緒に考えたい方…

【開催報告】悩める教師のためのオンライン読書会 11.21

オンライン画面の様子 3回目の「悩める教師ためのオンライン読書会」を開催しました。教育関係者の方も保護者の方も集まって、テーマについて対話をしました。 今回対象としたのは本ではなく、あるブログの記事でした。 ○テーマ:「教育に何を期待しますか…

【開催案内】悩める教師のためのオンライン読書会 11.21 「教育になにを期待しますか?」

好評のオンライン読書会です。今回対象となるのは本ではなく、あるブログの記事です。その記事を読んでご参加ください。「悩める教師たちの〜」とありますが、教師ではないけれど、一緒に考えたい方の参加もOKです。広く学校や教育について考えましょう。 フ…

【開催案内】オン哲!9.20(オンライン哲学カフェ)

最近医師による嘱託殺人の事件がありましたが、目の前に死にたいという人がいた場合、みなさんはどうしますか?本人の意思は問わずに強制的に生きさせて介入・干渉・支援するパターナリズムという言葉もあります。生命と尊厳、自己決定など、この機会にじっ…

【開催報告】オン哲!8.15(オンライン哲学カフェ)

お盆、夕暮れの別府湾 オンラインでの哲学カフェを開催しました。 今回は気分を変えてテーマを特に設けずに、 参加者の中から話したいものを私が任意でチョイスするスタイルでいきました。 8月15日のお盆の時期に開催したこともあって、 ”お盆”について考…

【開催報告】悩める教師のためのオンライン読書会 8.9

悩める教師のためのオンライン読書会を開催しました。 現役の先生の方もそうでない方も集まって対話の場をもちました。 今回もとりあげた本は、苫野一徳×菊池省三『学校は、何をするところか?』 テーマは〈ほめる〉ことについてでした。 〈ほめる〉というこ…

【開催案内】オン哲!8.15 (オンライン哲学カフェ)

特にテーマは決めずにごろごろとベッドにでも寝転がりながら、グダグダとフリートークをし、自分の話したいことを話し、問いかけをし、相手の言葉に応答し、隙あらばその内容を哲学していきたいと思います。泥酔でなければ飲みながらでも構いません。まあ仮…

【開催案内】悩める教師のためのオンライン読書会 8.9 「ほめる」ことについて考える

『学校は、何をするところか』苫野一徳 前回好評だったオンライン読書会です。「悩める教師たちの〜」とありますが、私も含めて教師ではないけれど、一緒に考えたい方の参加もOKです。広く学校や教育について考えましょう。また本を入手できずに読めなかった…