第一回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。
今回の課題図書は夏目漱石の『こころ』でした。
参加者は女性9名、男性7名で年齢層は20代から60代まででした。
参加者それぞれの『こころ』の読書体験があり、
それをつき合わせることで、各人の考え方や生き方、嗜好性の違いが
浮き彫りになっていったように思います。
父や天皇、大将、師など超越者が次々と死んでいくところに注目する方もいれば、
相続の問題にリアリティを感じる方、先生と私の同性愛的な関係性や、
作品の色彩や映像性に着目される方、ホラーとして読んだ方、
ミステリーとして読んだ方など、
本によって逆に読み手がライトアップされるところが、
たいへん興味深かったです。
2時間ではとても語り足りませんでした。
参加者のみなさま、協力していただいたスタッフのみなさま、
ありがとうございました。
今回、むすびのさん特製のこころをイメージしたまん丸なパンも好評でした。
むすびのさんは今月で5周年を迎えました。おめでとうございます。
あと5年は頑張るとのこと。これからもよろしくお願いします。
オーガニックなパンとスープを美味しくいただきました。
最後にみなさんの持参した『こころ』を手に取り、記念撮影をしました。
おつかれさまでした。