八月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内をします。
八月は戦争について考えたく、塚本晋也監督によって映画化もされた
大岡昇平の『野火』を課題図書とします。
内容紹介(「BOOKデータベース」より)
敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける……。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的名作である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大岡/昇平
1909‐1988。東京生れ。京都帝大仏文科卒。帝国酸素、川崎重工業などに勤務。1944(昭和19)年、召集されてフィリピンのミンドロ島に赴くが、翌年米軍の俘虜となり、レイテ島収容所に送られる。’49年、戦場の経験を書いた『俘虜記』で第1回横光利一賞を受け、これが文学的出発となる。小説家としての活動は多岐にわたり、代表作に『野火』(読売文学賞)『レイテ戦記』(毎日芸術大賞)などがある。’71年、芸術院会員に選ばれたが辞退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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第十七回 別府鉄輪朝読書ノ会
とき:2017年8月20日(日)10時より
ところ:別府鉄輪ここちカフェむすびの
参加希望の方は以下のホームページよりお申込みください。