こんにちは。主催者のシミズです。10月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しましたので、報告します。当日は朝から台風が接近していましたが、近隣の方など来られる参加者のみでこじんまりと開催しました。全員女性だったのが印象的でした。ありがとうございました。
今回とりあげた作品はアントニオ・タブッキ、須賀敦子訳の『供述によるとぺレイラは…』でした。舞台となっているリスボンへの思いのある方、訳の良さに注目される方、こうでないといけないという決めつけのない主人公の感覚に共感する方、ハードボイルド小説として読まれた方などさまざまな感想が聞かれました。
今回はサトウアヤコさんの協力を得て、カードを使った対話を試してみました。特に引用カードと呼ばれる、作中の文章を引用してそれについて語ってもらうという方法は対話を活性化させ、それぞれの関心事、読むポイントの違いをはっきりとさせることができました。
カード・ダイアローグの手法はまた使ってみたいと思います。カードの提供、ありがとうございました。
むすびのさん提供の料理は、作品にちなんだレモネードやチーズ入りのオムレツでした。たいへん美味しかったです。ありがとうございました。
カード・ダイアローグのサイトです。ご関心ある方は見てみてください。