今日の大分合同新聞に別府鉄輪朝読書ノ会が記事になっています。
なかなかのQ数の大見出し、そしてカラーで、けっこう目立っていました。
取材して記事にしていただいたWさん、ありがとうございます。
そして、その影響かブログのアクセスカウント数が振り切れている。。
せっかくの機会なので、別府鉄輪朝読書ノ会を説明しますと、
月に1回、日曜日の朝に別府鉄輪のここちカフェむすびのさんにて
読書会を開催しています。
読書会には大きく二つあって、
一つは自分の好きなお薦めしたい本を紹介する紹介型の読書会と、
もう一つは事前に決められた課題図書を読んで、その感想をシェアする
課題図書型の読書会で、この読書会は後者のものになります。
会を始めてもう4年以上になります。今まで課題図書に挙げた小説は53冊。
純文学系のものがメインです。
純文学って、読んでますか?
ビジネス本とか教養書ばかりではないですか?
純文学って、読んで何になるのでしょう?
たとえば夏目漱石の『こころ』を二十年ぶりに読んだときに、
作品の相貌が大きく変わっていることに驚かされます。
読む私の成熟とともに作品もまた成熟します。
十六歳には十六歳の『こころ』が、四十六歳には四十六歳の『こころ』がある。
そのような再読の機会を得ること。
すぐれた古典は再読の機会を待っています。
また他者の選んだ作品に初めて触れ、このような機会がなければ
生涯読むことのなかった作品との出会いがあること。
そういう偶然性に身をさらすこと。そのような場でもあります。
自分はこう読んだのだけど、この人はこんな読み方をしたのかという驚き。
同じ本を読んだからこそ、読みの違いが鮮明になります。
参加者の生きてきた背景が、そのまま読みに反映されるのかもしれません。
とはいえ、堅苦しくこ難しい会ではありません。
研究会でもありませんし、熱く文学論を戦わせる場でもありません。
単純に読んだ感想を話して、他の参加者の方の話を聴くだけの会です。
無理に話す必要はありません。聴くだけの参加もOKです。
いくつか対話のルールがあるので、それを守っていただければ問題ありません。
参加者は老若男女問わず、下は20代から上は70代の方まで幅広い参加者層です。
どちらかと言えば女性の参加者が多い会です。
また一番の特徴は、取り扱う作品にあわせたドリンクと軽食が
むすびの河野店長より毎回考案されて出てくることです。
そんな読書会は全国探してもなかなかないと思います。
もし参加してみたいという方がありましたら、
下のホームページよりお申し込みしてください。
参加条件は、決められた課題図書を事前に読んで参加することです。
参加費はドリンク・軽食付きで1,200円です。
鉄輪にぜひ遊びに来てください。コロナ対策をしてお待ちしております。
また、一つのテーマについて話し聴く「哲学カフェ」というのも開催しています。
たとえば、「幸せってなんだろう」とか「笑うってなんだろうか」とか。
こちらは現在オンラインでの開催がメインとなっています。
読書会も哲学カフェもどちらも〈対話〉することの探求に捧げられている
という点で共通しており、総称して〈対話と人と読書〉として活動しています。
こちらのホームページもリンクしておきますので、
興味のある方はどうぞご覧ください。