以前からインスタグラムなどで繋がっていた国東在住の写真家高崎恵さんが
自宅の倉庫を使ってプライベート展示をしているというので、
連絡をとって国東のアトリエまで会いに行き、作品を見せていただいた。
通常の展示では、場所の制約により配置場所や作品の大きさ、見せ方など、
撮影者本人のイメージとはたがうことが多い。
このプライベート展示では、4つのスペースにそれぞれ作品が配置され、
作品のセレクトからサイズから、光の当たり方まで作者の望むものになっており、
とても贅沢な鑑賞を体験した。
彼は彼なりのセンサーでもって、シャッターを押す。
国東の、その土地の、場の持っている力や空気に感応して。
だからどれもガイドブックには載っていない小文字で無名の場所ばかりだ。
その後、お互いにいろんな話をした。
高崎さんは長崎県出身。
国東半島へは、その作品世界を深めるべく移住したという。
そういう移住って、いいなと思った。
作品を鑑賞されたい方はインスタグラムなどでご本人とコンタクトを
とってみてください。要予約です。鑑賞はいまのところ無料のようです。
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高崎恵 | Megumu Takasaki
1980年長崎県生まれ。写真家。
Artist, Photographer based in Oita, Japan.
2009年、国東半島の廃寺で遭遇した巨石の存在を介して、連綿と受け継がれてきた人々の祈りを意識するようになる。この土地に通いながら、 ”Still exist”、”Peninsula”の撮影を開始。
2019年に作品世界を深めるべく移住。自然のなかで一瞬一瞬に身を委ねながら、世界の生成に立ち会うことを求め撮影している。
内なる場へと還る旅 – A journey back to the sacred inner place
https://www.instagram.com/megumu_takasaki/
Megumu / 高崎恵 (@megumutakasaki) | Twitter