この日はことにわたくしは自分が人間であることの嫌悪感に、耐えがたかった。釜鶴松のかなしげな山羊のような、魚のような瞳と流木じみた姿態と、決して往生できない魂魄は、この日から全部わたくしの中に移り住んだ。
五月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。
今回は勇気を出して、とてつもなく大きな、いろんな意味で大きな作品、
参加者の方から、今まで知っていたけど避けていた作品、これを機に読めて感謝、紹介してくれたことに感謝、生涯でベスト1の作品になったとの声が聞かれ、主催者として救われる思いがしました。
水俣病は過去のものではなくて、現在でも様々に形を変えて、
日本の深奥に巣くっています。
九月にはジョニー・デップ製作、主演の「MINAMATA」が公開予定です。
世界もこの問題に注目すれば、川本輝夫さんが提唱した「水俣を世界遺産に」も
遠くないかもしれません。
映画「ミナマタ」
https://news.tv-asahi.co.jp/
石牟礼さん死去の報道
論文です。「世界文学としての苦海浄土」
5ページ目を参照ください。
https://www3.kumagaku.ac.jp/ minamata/wp-content/uploads/ 2013/07/ fa9c4239a45fc2fd45e3a38aff1861 f2.pdf
おろよか
森永ヒ素ミルク事件
戚夫人
野口遵
ご参加ありがとうございました。
次回は、初の韓国文学、ハン・ガンの『菜食主義者』を読んでいきます。