対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】第七回 本読みに与ふる時間

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八月の本読みに与ふる時間を開催しました。

 

今回読まれた本は以下の二冊でした。

 

 

『イーハトーブ温泉学』岡村民夫(みすず書房)

 

『どこでもいいからどこかへ行きたい 』pha(幻冬舎文庫)

 

 

Oさんの読まれていた本の紹介文をアマゾンで読む。

家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかかる高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べない。景色も見ない。でも、場所が変われば、考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なのは、日常から距離をとること。生き方をラクにする、ふらふらと移動することのススメ。

 

 

「日常」から距離をとるというコンセプト。とてもいいな。僕も旅をするときは、目的地に向かうということよりも、「日常」から遠ざかるという意味合いの方が強い。ただこのコロナ禍のなかで、それが封じられるとすれば、他に抜け道を探さねばならない。ネットによる擬似的な体験か、書物による想像力か。そこで身体を介すにはどうしたらいいのだろう。

 

ご参加ありがとうございました。

 

 

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オンラインの様子