対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催案内】第六十六回 別府鉄輪朝読書ノ会 11.21

 

 

 

 

母は流れゆくエクリチュールとなってしまった。

 

 

 

あなたには女がたくさんいて、あたしはそのたくさんの女のなかの、だれかとちがわぬ女なんだと考えるのが好き、とわたしは彼に言う。

 

 

子供のころを思うときと同じ色彩の下で、わたしは戦争を見ている。

 

 

 

ベッティ・フェルナンデーズ。男たちについての回想が浮かびあがってくるときとまったくちがって、女たちについての回想には、いつも、あのぱっと照らしだすような明るさが伴うものだ。

 

 

 

マルグリット・デュラス『ラマン 愛人』

 

 

 

 

 

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十一月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。

参加希望の方は下のホームページよりお申し込みください。

参加者の方からは、最初は敷居が高く参加しづらかったけど、

勇気を出して参加してみると楽しかったという声を多くいただいています。

 

 

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 11.21」
十一月は映画化もされ、ベストセラーにもなった恋愛小説、マルグリット・デュラス『愛人ラマン』(河出文庫を読んでいきます。

 
「思えばわたしの人生はとても早く、手の打ちようがなくなってしまった。」


内容紹介 (Amazonより)
18歳でわたしは年老いた―。あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船のうえだった。すべてが、死ぬほどの欲情と悦楽の物語が、そのときからはじまった…。仏領インドシナを舞台に、15歳のときの、金持の中国人青年との最初の性愛経験を語った自伝的作品。センセーションをまきおこし、フランスで150万部のベストセラー。
 
○課題図書:『愛人ラマン』マルグリット・デユラス(河出文庫
○日 時:11月21日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
ファシリテーター:シミズ
○参加費:¥1,200円(運営費、むすびのさん特製の軽食、ドリンク代含む)
○定 員:10名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
      11/18木までにお申込みください。