対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】散歩する哲学カフェ(哲学ウォーク)@別府 その2

 

歩いて30分くらい経つと、ぽつぽつと手が挙がり始めました。

 

 

④自分の選んだ哲学者の言葉とコンセプトにぴったりな場所だと思ったら、「ハイッ」と手を挙げて、みなさんの歩みを止めてください。そして自分の選んだ哲学者の言葉を読み上げ、そこから抽出したコンセプトと、その場所を選んだ理由をみなさんに説明します。

 

 

最初に手を挙げたのはMさん。

超芸術トマソンを思わせる、意味不明な煙突を見つけたのでした。

 

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Mさんの選んだ哲学者の言葉。

「私は隣人に対する愛を諸君には勧めない。私が勧めるのは、いと遠きものに対する愛である。ニーチェ

 

Mさんがそこから導き出したコンセプトは「愛を受け止める」。

 

この場所を選んだ理由は、この煙突を当時設計した人の思いを今の私がしかと受け止めたということ、煙突と建物がお互いに支え合い、支え合われている不可分(愛)の関係にあるからでした。

 

他の方からのMさんに対する問いは「遠くの愛」ってどういうこと?でした。

この問いに関してはすぐ答えることはせずに、歩きながら考えていってもらって後で

答えることにします。

 

⑤発表者が発表した内容について、他の参加者は問いを出してください。出された問いに対して発表者はすぐ答えることはせずに、歩きながら考え続けてください。

 

 

 

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次に手を挙げて、歩みを止めたのはSさんでした。

SさんはあるBarの入り口と脇にある細い通路に転がっていたペットボトルなどのゴミを

見てこの場所に決めました。

 

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Sさんが引いた哲学者の言葉は、

「私は預言者ではない。私の仕事は壁があった場所に窓を取り付けることだ。ミシェル・フーコー

そこから導き出したコンセプトは、「現実」でした。

 

この場所を選んだ理由は、

表向きのバーの華やかさと裏にあるゴミ捨て場。内と外の関係を見て「現実」を見せられたということでした。

 

参加者から出た問いは、「あなたにとって壁とは、窓とは」でした。

 

 

 

その3につづきます。