側から母親がものを云って書かせた、自分の子供のたどたどしい手紙や、手拭、歯磨、楊枝、チリ紙、着物、それ等の合せ目から、思いがけなく妻の手紙が、重さでキチンと平べったくなって、出てきた。彼等はその何処からでも、陸にある「自家(うち)」の匂いをかぎ取ろうとした。乳臭い子供の匂いや、妻のムッとくる膚の臭いを探がした。
二月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。
内容紹介 (Amazonより)
昭和8年、29歳で特高警察に虐殺された著者の魂の2作品。
海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、
○課題図書:『蟹工船・党生活者』小林多喜二(新潮文庫)
○日 時:2月27日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○ファシリテーター:シミズ
○参加費:¥1,200円(運営費、むすびのさん特製の軽食、
○定 員:10名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
2/24木までにお申込みください。
参加申し込みフォーム