オンライン・ソーシャルカフェを開催しました。
今回は「マインドフルネスって何だろう」をテーマに対話しました。
マインドフルネスが仏教由来なら、
「エンプティ(空)」とか「無」を目指すはずなのに、
なんで「フル」になっているんだろうという問いから始まりました。
・態度としてのマインドフルネスと流行としてのマインドフルネスは分けて考えたい
・瞑想の脱魔術化
・ヨガと違って副作用は少ないように思う
・軍隊にも使われているようだから、倫理がない
・悪い意味での自己管理術(既存のシステムに乗り続けるための)
・無力化されるためのマインドフルネスになっていないか
・社会変革する力はない
・ステータスとしてのマインドフルネスになっている
・落ち着きは大事だが、不満の火は燃やし続けていい
などなど。
高度情報化、資本主義社会を生きるにあたって、
マインドフルネスが体制の温存に寄与している面があるとの指摘が
多くありました。
かつてマックス・ヴェーバーという社会学者が、
プロテスタンティズムの倫理観こそが資本主義の精神に適合しているとの
指摘をしましたが、マインドフルネスもまた高度資本主義社会と
相性がいいのかもしれません。
ご参加ありがとうございました。