対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

生成のテーマ、テーマの生成

 

 

 

 

 

課題提起教育において、人間は、世界のなかに、世界とともにあり、そしてそこで自分自身を発見する方法を、批判的に知覚する能力を発展させる。

 

 

課題提起型教育方法のプログラム内容は、すぐれて対話的であり、生徒の世界観によって構成・組織される。そこには生徒自身の生成テーマが見い出される。したがってその内容はたえず発展し、自己更新する。

 

 

パウロフレイレ

 

 

 

 

 

2022.8.1-7

月曜日

宗教によって平和とか世界といった言葉が悪用されているのは真に恐ろしいことだ。

 

 

 

1日で8月が始まる気持ちの良さと暑さ。

 

生徒くんがレオパを持ってきてくれた。

 

爬虫類・両生類好きの彼と一緒に見たい番組があってそれを一緒に見て、

哲学対話のような問いかけをしたらノってくれて、哲学者の語りになった。

その人の文脈を否定しない、教育とは引き出すことという言葉を

目の前で見られたことに感動した。

滞っていた水の流れを、掘ることで元に戻すような。

止まっていた時間が動き出して、その人間のテーマが生成していく。

 

 

 

火曜日

旅の準備をする。

髪を切る。

 

 

 

水曜日

生徒さんと一緒に人権作文を考える。

もちろん考えるヒントだけ与えて、ライティングはやってもらう。

頭から煙りを出すこと。

 

 

木曜日

4時起きで宇部へ向けて出発。

この家を離れていく感覚がいい。

 

 

金曜日

宇部の高専で10代の生徒さんたちと哲学対話。

楽しかった。

なんらか忘れ難いものが生徒の方にもあると嬉しい。

 

 

土曜日

旅の疲れか、昼寝をよくした。

夜寝より充実する深さ。

来週の読書会のためのブレイディ・みかこの

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読み進める。

 

 

 

日曜日

午前中はオンラインで対話勉強会。

 

 

午後はオンラインで吉村萬壱さんなどの小説を書くことについての話を視聴。

「夢の世界まで占領する」

水面をずっと眺めていると無意識が蠢き始めるというのが凄かった。

わたしも無意識と接続したものが書きたい。