元旦は晴れて風なし、おだやかな一日だった。
行く年来る年は私の好きな唐招提寺が出てテンションが上がった。
年末は恒例のドキュメント72を見ていた。
年末にちょっと不運なことが起こったが、見方によれば幸運だったかもしれない。
厄との付き合い方は前を向いてラッキーだったと真に感ずることだ。
世界では戦争が続いているので俄におめでとうとは言いにくいが、
それでも変わらぬ(人への圧倒的無関心)星々や太陽の軌跡を見ると、
笑って新たな年を迎えたいとも思う。
朝頑張って起きて初日の出を仰ぐ。
ぐんぐんと上昇する太陽は力強い希望そのもの。
まじまじと太陽を見る機会はそうない。
すさまじい速度で上がっていく。
他国でも初日の出を見る習慣はあるのだろうか。
生命があるかぎり人はいつでも始められるし終わりはない。
そのような力強さを太陽にみた。
今年もよろしくお願いします。
けれど、どこへ行くにせよ、あなたがあなたの花を咲かせられるようなところへ行かなくてはだめだ。それだけはいっておく。どこであろうと、あなたが持って生まれた才能を伸ばし、それがその場所に生きる大勢の人たちの役に立って、大きな花を咲かせることが一番大事なのだから。そういうところへ行きなさい。ぜったいにそういう場所へ行きなさい。
『眼と太陽』磯崎憲一郎