対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

わざわざ外で本を読む。

 

 

 

 

 

畝が湿っている時の安心感と言ったらない。その後に晴れて、畝の表面が乾燥してきているけど、指で穴をあけると、中がまだ湿っている時、それを確認するのが好きだ。こんなことが好きだなんて、僕は知らなかった。僕は好きなものが増えた。

 

『土になる』坂口恭平

 

 

 

 

 

月曜日、日曜日

曜日の感覚が消える連休。

 

 

ゴールデンウィークはとにかく勉強して、考えてを繰り返す。

公民館でのワークショップの構成と細部やこども哲学。

楽しいが頭にかなりの負担がかかるらしく、睡眠時間は9時間はとる。

 

 

旅は来週にずらす。

佐賀の洋々閣に泊まり、呼子の朝市、伊万里市民図書館、武雄図書館、磁石場を

訪れる予定。JRとレンタカーを活用する。

 

 

長渕剛がラジオで親のすねはかじりまくれと言っていた。

自立なんて、簡単に言ってはいけない

私も同感である。

 

 

珠洲市での地震

10年前くらいにちょうどGWに旅したところだ。

能登半島というのは(どの半島もそうだが)漉しがかかっていない、

なにか凝縮されたような濃密さのある場所で、漆文化もそうだけど、

国東半島にも似た辺境感があった。

 

 

 

ふとした瞬間に森を感じる。

 

 

 

図書館で借りた『軽井沢 はじまりの森暮らし』が眼福。

縦に長いレイアウトも気に入っている。

そしてなぜかこの本はいい香りがする。

この本を購入した司書さんに感動。

 

森は信じられる。

森が信じられるのは、ねこを信じられるのと似ている。

ピュシスに触れてこそ、ロゴスが生きる。

 

 

 

 

 

かたちなき生成

生成とは何だろうか。未分化な卵が果たす生とは何だろうか。

私はそれを。〈かたち〉なき場面に〈かたち〉が生じてくるような、つまり〈すがた〉

なき世界から〈すがた〉が現れてくるような、力のみなぎる場面であると描きたい。

ドゥルーズにとって、まずもってリアルであることとは、卵から何かが生じてくる

ような、新しい生成の現場なのである。

 

ドゥルーズ 解けない問いを生きる』檜垣立哉