以前より親しくさせていただいていました大分大学の小山先生にお招きいただき、
大分大学の労働法のゼミで学生さんと哲学対話をさせていただきました。
テーマは事前に学生さんの間で問い出しして決めていただいた「 スマホは私たちの世界に必要か?」でした。
最初は緊張もあったかと思いますが、 問いを重ねていく内にそれぞれの考えが深まって、 お互いの考え方の違いや共感できるところなど、 個性が表現されていきました。 携帯がない時代は待ち合わせても出会えないこともあって、 駅の伝言板にコメントを残して帰ったとかラブレターをポストに投 函したなど昭和生まれの話をしたら、 驚愕とといいなあの声さえ聞けました!
スマホは私たちの世界に必要か?から、みんな同じがいい生き方が前提にあるのではないのかという隠された根拠を見出したり、便利な世界への懐疑が生まれたのは対話の功績だと感じました。もっとしたかったですが、もしかしてあんなに一つのことについて考え、聴き、 話した体験はみなさん初めてだったかもしれません。 とても新鮮で楽しかったです。
立ちどまる、そもそもを考える、答えのない問いをもって生きる、 あたりまえを疑っていく、新しい現実をつくっていく、 自分の人生をどう生きたいのか、 などなど哲学についても語り尽きませんでした。
また対話の場でお会いしましょう。 小山先生もみなさんもありがとうございました。