UEMURA BREADさんでの2回目の哲学対話を開催しました!
今回のテーマは「教育とは」でした。
最初に哲学対話の説明とルールの説明をして、簡単に自己紹介と問いを話してもらいました。アイスブレイクの質問は「あなたは山派ですか?海派ですか?(理由も添えて)」
教育に関するみなさんの問いです。
Q 教育と洗脳の違いとは?
Q 教える人と教わる人の違いは?
Q 学ぶ人と伝える人の違いは?
Q 教育は人にやればできると思わせることができるか?
Q 教育と学びってどう違う?
Q 教育とは与えられるものなのか?掴んでいくものなのか?
Q 教育は誰のためにあるのか?
Q 教育の中で大切なものは?
Q 教育はいつまでやる?どこまでやる?
Q 子どもに必要な教育とは?
Q 教育とは興味を持ったものを見つけて遊びながら失敗したりすること?
Q 目標を見つけたときにそれに向って努力することが大切?
Q 教育を教え育むと捉えると一方的で狭さを感じる。学ぶ側が見えてこないように感じる。教育に行くまでの土台のこと?
Q 子どもが勉強できないと親の教育が悪かった?ともやもやするのはなぜ?
なかなか問いの形にするのが難しく感じた方もいるかもしれませんが、問いが他者とつながる通路にもなるので、哲学対話では問うことを大切にしています。
あげていただいた、これらの問いをベースに哲学対話を進めて行きました。
それぞれの点だった問いが、時間を掛けながら旋回し、思考が深まるにつれて、
教育の本質に近づいていきました。
2時間はあっという間でしたが、みなさんの教育に関する個人的な体験を聞きつつ、
広がりと深掘りができて問いの入り口の一歩前に進めたと感じました。
時代がすすむ流れが圧倒的に速い現代の中で、コスパやタイパが重要視されても、
長いゆったりとした時間軸の中で子どもたちも、大人も学ぶ必要性があるとの
意見が最後共有されて終わりました。
この哲学対話自身も効率や効能とは一旦離れたところで、立ち止まって時間をとってみんなで考え、聞き、話す場で、そのことを大切さを伝え続けたいと思います。
Sさんの感想を本人の許可を得て掲載します。
哲学対話@uemura_breadテーマは「教育とは?」7月27日(土)に開催予定の西郷孝彦先生と学生さんたちとの座談会。みなさんが参加して良かったと思えるルールや雰囲気作りについて知りたいと思い体験してきました。まずは呼ばれたい名前(現実とかけ離れたものが良い、この日の私は「すいか」)を名札に書いて、アイスブレイクとして山派か海派か、さらにテーマに関する問いを持ち寄り発表しました。(考えあぐねて「教育と学びってどう違う?」にしました)ファシリテーター(進行役)の志水健一さんの緩やかな進行に任せて、他の方の話を聞いて湧いてきた疑問や経験、考えについて発言していきます。ポイントは正解を導き出すのではないということ。沈黙してもいいし、途中で何を言いたいのか分からなくなってもいいのです。誰からもジャッジされない安心な場所、互いを認め合える雰囲気の中でじっくり深めた対話には、これというはっきりとした答えはないまま。自分の中に残るのは白でも黒でもない、ただふんわりたゆたういくつかの言葉だけ。(多分気になる部分はそれぞれ違うはず)今回のこのメンバーでしか出せない空気感だと思うと、一期一会、ここでみなさんに出会えて良かったなと思えました。この面白さはやってみなくちゃ分からない!哲学対話、おすすめです***言葉にして伝える、最後まで聴く、じっくり考えを巡らすというのが慌ただしい日常のなかではなかなかできない経験だなあと思いました。初めてなのに仲間意識が芽生えますね(^_^)→志水の返信そうなんです!探究の共同体と呼ばれたりします。学校内でもこれが定期的にできると、ほんとうにいろいろな意義があると思います。
ご参加ありがとうございました。
また対話の場でお会いしましょう♪