対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催案内】政治哲学カフェ 10.6

均等に分け合うピザというのが、政治哲学カフェの主題にぴったりな気もして。そして何より美味しかったです!オノさんありがとうございました。



むかし、イカスミの肉まんがコンビニで売っていて存在感があったけど、イカスミパスタも大変美味しかったです

今回はこども哲学で使うコミュニティボールを大人の哲学対話で使いました。ペースが早くなりすぎずに良かったと思います。




大分市春日校区勤労協さん主催の政治哲学カフェにファシリテーターとしてお招きいただき、みなさんと〈政治哲学カフェ〉をしました。

 
テーマは「多数決って、正しいの?」でした。
 
最初に小野よしみさんの作るサラダやピザ、パスタを食べながら、参加者の方とうち解けていった後に政治哲学カフェをしたので、とても和やかにできたと思います。
 
最初に日本文理大学教授の藪内聰和先生より、政治や哲学についての解説があり、それを受けてから、始めました。
 
そもそも「多数決とは何か?」みたいな問いから始まり、手続きとしての正しさと、結果の正しさは別であるとか、納得感であったり、でも多数にながされてしまうこともあるよねといった意見や、多数決以外の方法としての全員一致や、多様な意見を反映できる一人百票制など、多数決の正しさをめぐるゆらぎがあり、食事が美味しすぎて対話の時間が足りなかったかもしれませんが、政治についてひとつ語れたなと、わたしとしては手応えを感じました。
 
対話のなかで、そもそも若い人に意見がないという意見がありましたが、意見を言う機会をひとつの訓練や慣れとして作っていく哲学対話は民主主義の場作りとして有効だなと改めて思いました。
 
わたしの世代は社員研修などで、お客様と〈政治・宗教・野球〉の話はするなと言われて育ってきたので、なんとなくの忌避感があったりするのですが、対話には基本タブーはないですし、話しにくいものこそゆっくりと遡上にあげて考える必要があると思います。そのためには場の心理的な安全性というのが大事なので、今回は特にテーマ選びなど意識しました。
 
ご参加ありがとうございました。
 
オノさん、コジョウさん、シモガキさん、ヤブウチさんもお疲れ様でした。
 
政治哲学カフェはまたぜひ継続してしましょう!