八月十五日は妻にとって初盆にあたるのだが、それまでこのふるさとの街が無事かどうかは疑わしかった。
『夏の花』原民喜

◆「第111回 別府鉄輪朝読書ノ会 8.31」
八月は毎年戦争文学を扱っています。
戦後80年の大きな節目の年に何を選ぶか、
ずっと考えていました。
核武装を主張する国会議員が当選する時代。
今年は私の文学作品オールタイムベスト3に入る
原民喜『夏の花』を読みます。
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「
原民喜さんの『夏の花』は、
戦後いくつも書かれた広島
原爆の日を語る作品のなかで、
最高のものである。そこには大声も大きな身ぶりもない。
そこにあるのはその日を体験して、
大きな哀しい眼で全てを目撃した語り手の声である。」
遠藤周作
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現代日本文学史上もっとも美しい散文で、
人類はじめての原爆体験を描き、
朝鮮戦争勃発のさ中にじさつして逝った
原民喜の代表的作品集。
被爆の前年に亡くなった妻への哀悼と終末への予感をみなぎらせた
『美しき死の岸に』の作品群、
被爆直後の終末的世界を、
その数カ月後に正確な筆致で描出した『夏の花』三部作、
さらに絶筆『心願の国』『鎮魂歌』などを収録する。
大江健三郎編・解説
○課題図書:
『夏の花・心願の国』原民喜(新潮文庫)○日 時:
2025年8月31日(日)10:00-12:00○場 所:
別府市鉄輪ここちカフェむすびの
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ファシリテーター:志水
○参加費:¥1,500円(運営費、
むすびのさん特製のメニュー代含む)
○定 員:15名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
8/28木までにお申込みください。
(前回の様子)
https://kannawadokusho.hatenablog.jp/entry/2025/07/27/151141