対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】ゲストハウスさんかくワサビ × ソクラティク・ダイアローグ 9.6-7 全記録(6)〜終幕へ

新たに思いついた問いを説明する



 

 

9月7日(日)

8時スタート10時(120分)

  • 昨日の問いの中から考えたい主となる「問い」を一つに絞る。選ばれた問いに関して、哲学対話をし、探究を進める

 

 

問いを投票で一つに絞りました。1回では決着がつかず、2回して決まりました。

選ばれた問いは、

 

 

Q 愛はポジティブなのか?そうあってほしいのか?ポジティブであってほしいと思うのはなぜ?

 

 

ここから2時間通常のように哲学対話をしていきました。

 

個人的には、次点の(分業的な社会ではなく)自分のことをすべて自分ですると愛がわかりますか?という問いが気になりました。

 

昨日の対話も含めた全体での探究が行われた印象があります。選ばれなかったエピソードも、問いも捨てられることなく、考えるためのヒントとして回収されていました。

 

 

 

(休憩)

 

10時から12時(120分)

  • 「愛とはなにか?」の結論となる文章「愛とは〜である。」を二つくらい作る。できた文章が①で挙げられたそれぞれのエピソードに応えているか、検証する。

 

 

2時間の哲学対話が終わり、休憩を挟んで、最終ステージに入りました。

 

結論となる文章「愛とは〜である」をつくるために、キーとなるような言葉やフレーズをみなさんから出してもらいました。昨日のエピソードも含めて、すべてを振り返ってです。

 

 

自然とわきあがるとか、みたされているとか、気付くとか、被ったものを中心にすこしずつ文章にしていきました。

 

 

一つ目にできた文章は、早かったです。

 

 

① 愛とは、自然とわきあがる愛おしいと思う感覚である。

 

 

ここからああでもない、こうでもないと議論しつつ、順番を変えながら、

 

 
② 愛とは社会・生活・リアルを通して大きくなったエゴ(欲望)によって、見失いがちなものである。
 
③ 愛とは社会・生活・リアルを通して愛されていることに気付いて受け取ることである。
 

 

①もそうですが、この並置する②と③が8時間かけて生み出せたのは凄いことだと思いました。みんな立場は違うんです。愛に対して懐疑的な方も、そうでない方も、中間的な方もいる中で、全員が納得する結論を、「愛」の本質をつかみました。

 

 

そしてこの文章が昨日の冒頭に出したみなさんのエピソードに応えているかどうか、一つずつ検証していきました。どきどきしましたが、概ね内包されていてホッとしました。

 

この現場にいなかった方が端的にまとめられたこの結論だけ読んでも、ピンとこないところもあるかもしれませんが、かなりの対話の厚み、背景がこの言葉一つ一つにあります。

 

個人的には特に③の「気付いて受け取る」というのが、なんとも感動的であります。

 

最後みなさんの感想を聴いて終わりました。どの方の言葉にも重みがあり、涙と笑いと感動がありました。この体験が大きな残響として、みなさんの人生に豊かに響き続けることを願っています。

 

終わってみなさんと近くでランチをいただいて解散となりました。

このまま終えるのが惜しいと感じるのも、愛ゆえかもしれません。

 

つづく

kannawadokusho.hatenablog.jp