第十三回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。代表のシミズです。今日は開催して1周年の記念にあたり、みなさんで祝っていただきました。ありがとうございました。今回も一年前と同じく夏目漱石の作品『草枕』をとりあげ、みなさんと対話していきました。
はじめに自己紹介をしつつ全体的な感想を聴いたところ「漢文や古い漢字が出てきて難しかった」「読むのに苦労した」というのが多くあった一方で、「お洒落」「現代風」「コミカル」「ギャグ」といった感想もありました。また禅や仏教などの思想、哲学としてこの作品を読まれた方もいました。
読むのが難しい作品であっても、みなさん一人一人の解釈や読みを突き合わせることによって、自分の読書体験が更新されて、幾様にも向き合えることを実感できた回でした。時代を超えて近代文学に触れるよろこびがここにあるように思えました。
ミント水にできたてのクッキーをいただきました。
むすびのさんからの今日の提供は、「草」をテーマにバジルやセリ、ウド、チモトを食材に使い、お祝いに鯛のつみれのスープでした。たいへん美味しかったです。ありがとうございました。
最後にみなさんで記念撮影。ご参加ありがとうございました。また1年継続できるよう、ぼちぼちやっていきます。5月はメキシコの作家、フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』をとりあげます。