対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

社会も夢を見たい

春さきの風 中野重治 三月十五日につかまつた人々のなかに一人の赤ん坊がいた。 朝の八時半ごろ、赤ん坊は父親と母親とに連れられて、六人の制服と二人の私服といつしょに家の前の溝板を渡つた。夏場はこの溝板がごとごというのだが、この時はすつかり凍てつ…

寄贈いただきました。

A先生より「別府フリースクールうかりゆハウス」へ、 英語の辞書を寄贈いただきました。 ありがとうございました。 別府フリースクールうかりゆハウスでは、 教材などの寄贈を受け付けています。 お問い合わせは、以下のフォームからお願いします。 https://…

あたらしい年の青い光線

からだをほどくとほとけ 野口三千三 おしなべて生あるものは、金閣のように厳密な一回性を持っていなかった。 『金閣寺』三島由紀夫 2022.1.3-9 月曜日 朝起きて、軽く清掃をして、しずかに本を読む正月。 今は月末の読書会にむけて、三島由紀夫の『金閣寺』…

【ご案内】悩める教師のためのオンライン対話 1.9

今年初の対話の場です。 よかったらご参加ください。オンラインです。 ◆「悩める教師のためのオンライン対話 1.9」 フリースクールを立ち上げるにあたっていろいろと議論しているなかで、学校の教科にないものを教えることの重要性(たとえば哲学とか)だっ…

謹賀新年 2022年

あたらしい年。 いつも使っているドイツ製のデート印の年の部分を回し、そっと押印する。 年末から年始にかけて、天気もおだやかで、しずかな時を過ごした。 年末はうかりゆハウスで合唱のつどい。 元日の朝はむすびのさんで朝食をいただいた。 今年は別府フ…

さようなら2021年

一緒にフリースクールを運営する副代表の凜氏が、合唱のつどいの企画を立てて、 年末に別府鉄輪のうかりゆハウスで開催しました。 凜氏のかつての教え子のみんなが集まってきてくれて、 パートに分かれて練習をし、一緒に歌いました。 短時間の練習でしたが…

【ご案内】合唱のつどい 12.30

今年もあと、もうわずかとなりました。 どんな1年だったでしょうか。 今、公教育を見直したいという方々と集まって新しいフリースクールを別府鉄輪で作ろうとしています。その勢いで年末に「合唱の集い」というのを企画していまして、副代表で元教諭の凜さ…

集める、注ぐ

数学も、芭蕉のように歩むことはできないだろうか。 情緒は、感情と環境を区別しない。 森田真生『数学する身体』 2021.12.20-26 月曜日 大分トリニータの天皇杯決勝は負けたけど、すばらしい試合だった。 グッドルーザーという言葉を片野坂監督が語ったよう…

【ご案内】Zoom忘年会みたいな哲学カフェ(オンライン開催)

◆Zoom忘年会的な哲学カフェ 12.29(オンライン開催) 今年やり残したことや達成できたこと、来年に向けてやりたいことなど参加者の話を聴きつつ、哲学できればと考えています。飲食しながらでも構いません、フリートークな感じで、問いを挿んでいけたらと思…

【開催案内】本読みに与ふる時間 12.26

12月の本読みに与ふる時間(オンライン)の案内です。 参加希望の方は最後の申し込みフォームよりお願いします。 参加費はかかりません。 「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝にPCの前で好きな本を20分間読む、その時間をオンラインで共有するという…

【開催報告】朗読部 12.18

うかりゆハウスの窓 第二回目の朗読部を開催しました。 今回は3人の少数でしたが,その分一人に回ってくる回数も読まれる作品も多くなり がっつりがっつり練習できました。 今回朗読に選んだ作品は3つ。 ・詩『あけがたにくる人よ』永瀬清子 ・古典『平家物…

起きる前に跳べ

愛隣的空間は、古代から現代まで、一貫して大阪の都市構造の重要な部分を担ってきた。どんなに大阪という都市が大きくなり、どんなにきれいでおしゃれになっていっても、形を変えながらも、愛隣的空間は不死身の生命力を発揮し続けてきた。 そのおかげで、大…

廣川玉枝 in BEPPU「地獄祭り」

廣川玉枝 in BEPPU「地獄祭り」が鉄輪で行われた。 鉄輪でも蒸し湯前の広場が使われたというのが素晴らしい。 祝祭的空間である。 民俗学を多少知っている者なら既視感のある神さまたちが、 集まっていた。 南方的、折口の夢想したマレビトたち。 こどもたち…

【開催報告】第六十七回 別府鉄輪朝読書ノ会

もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやって欲しい。 山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』 今年最後の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しま…

大阪画

フェリーの出発まで時間があったので大阪の街をぷらぷら歩きながら、 徒然なるままに写真を撮った。 今日、北新地で火事のニュースがあったが、私のあるいたところだろうか。 放火という話もあり、心配である。 ここの歩道橋でビッグイシューを買った。 とて…

ココルームの朝、釜ヶ崎を歩く。

西成、釜ヶ崎の朝。 ココルームの屋上にあがって朝の空気を吸った。 都会の空気。 近くに見えるあべのハルカスと遠くに見え隠れする通天閣。 西側に見えるのは、ココルーム自慢の庭。 いつもはココルームで朝食をとっていたのだが、この日は休みと言うことで…

【開催案内】声の文化を楽しむ、大分・別府鉄輪「朗読部」

声の文化、「朗読」を楽しむ会を発足しました。その名も「朗読部」。それも児童書などの読み聞かせではなく、文芸作品を中心とした大人の朗読練習会です。わたしが選んだ作品を事前に朗読練習してきてもらい、当日披露して参加者のみなさんと聴いて意見を言…

すべての革命はのるかそるかである

Osaka, 2021.12.6 エロいくらいの流線型 彼[遊歩者]にとってすべての街路は急な下り坂である W.ベンヤミン 2021.12.6-12 月曜日 ココルームの朝。睡眠時間は短いが爽快だ。 私は谷川俊太郎の詩人の部屋。女性二人は2段ベッドの子豚とひょうたんの部屋。 …

ぐれいぷハウス再訪 2021

今回の旅の目的は京都…ではなくて、、わが師赤井氏の運営するフリースクールに仲間と視察することであった。京都を出て、JR京都線、神戸線で立花駅に向かう。彼女たちはこの日の5時台の始発で向かっている予定。無事に起きられたのかな。LINEでは危うく乗り…

冬の京都 2021〜東寺ライトアップ篇

東寺の近くにホテルをとった。 夜にライトアップがあったので、疲労していたが少し休憩して向かった。 溜息が出るような美しさであったが、過剰な演出のような感じもして、もやった。 寝る前にヘルスアプリを見ると22.8km、歩数にして34,282歩の歩いた一日だ…

冬の京都2021 その4(ウォークス)

京都府立医大の旧図書館のモダニズム建築。昭和4年竣工。尖ったエントランス ずっと行きたかった誠光社さん。店内はこじんまりとしつつも、どれも読みたい力のある本ばかりが置かれていて、時を忘れて過ごした。 関美穂子さんの型染めのポストカードと『学校…

【開催案内】悩める教師のためのオンライン対話 12.11

今回は「子どもの主体性、自由ってなんだろう?大人の役割とは」というテーマで語り合いたいと思います。今「対話と人と読書」の一つの発展的な社会参与の試みとして、不登校や苦登校あるいは貧困にあえぐ家庭の子どもを対象としたフリースクールのようなも…

冬の京都2021 その3(垂直への意思)

ぎゅうぎゅうに入って、身を入れ替わりつつ東西南北を眺めた三階の望楼 眺望をさまたげないために、雨戸を格納する戸袋は窓の左右ではなく下に設えれていた 鴨川デルタの近くにある、旧三井家下鴨別邸の特別公開に合わせて行く。 ツイッターともだちの方に勧…

見る前に跳べ

おれはひとりの修羅なのだ 宮沢賢治 2021.11.29-12.5 月曜日 オカユは地域猫としてもいろんな人に愛され、 顔の状況を見て沢山の人が心配してくれる。 鉄輪温泉の駐車場という空間が、憩うベンチが、 無為の共同体と形作っている。ごく自然に。 心配して自主…

冬の京都 2021 その2(水平のちから)

蓮華王院本堂、通称三十三間堂。 私はなにか仏教がもつ量への傾斜が質を造っていくような発想というか思想が好きで、三十三間堂の異様とも言えるこの横長、水平への延びはぞくぞくさせる。磯崎新氏だったかこの建築に無限焦点という言葉を使ったのは、カメラ…

冬の京都 2021 その1

フリースクール視察のために関西へ。 フェリーの定期検査により運行日にずれが生じ、僕だけ先行して出た。 1日の余りを京都探訪にあてる。 天気はぼちぼち。 常に歩いているせいか、寒さは感じなかった。 (この日は22.8km、34,282歩とヘルスアプリに記録さ…

【開催案内】第六十七回 別府鉄輪朝読書ノ会 12.18

オレは昔、かっこよくなりたい、筋肉を付けたい、としきりに考えていたが、今はゆがみたかった。 「あのさ、私、べつにキスがなくてもね、磯貝くんのこと好きになってた」 「キスがなくても、って…」 「私とは、つき合えない?」 『人のセックスを笑うな』山…

非存在の瞬間

2021.11.22-28 月曜日 渋ノ湯はこのところ湯量や温度の変化が激しいので、その業務用記録のためのちいさなホワイトボードが着替え場の棚に掛けられているのだが、いつの間にか観光客が残すメッセージボードになっていて、「広島から来ました。気持ちよかった…

【開催報告】声の文化を楽しむ「朗読部」11.27

大人の朗読練習場、朗読部を開催しました。 今回朗読対象として選んだ作品は、 太宰治の『海』と中島敦の『十年』という作品でした。 超短編の作品でしたが、味わい深く、殆どの参加者が朗読初心者でしたが、 朗読する楽しみを味わいつつあるようでした。 今…

【開催報告】散歩する哲学カフェ(哲学ウォーク)@別府 その3

次に手が挙がったのはMさん。 一度通った商店街を戻って、露天の八百屋さんの前に行きました。 Mさんが引いた哲学者?の言葉は、 「人はパンのみにて生くるものにあらず 新約聖書」 そこから導き出したコンセプトは 「パン以外のそれぞれ違う食べもの」 この…