一面だからこそ、もしかしたら、家族や、親友や、同僚には到達できない、その人の胸の奥の、ずっとずっと奥にあって、その人がその人である証拠のようなもの、世界でたったひとつのエンジンのようなものが駆動するのを、その音を、見たり聞いたりできるのか…
対話の文化が生まれつつある、臼杵市のUEMURA BREADさんでの哲学対話を 開催しました。 今回のテーマは「乗り越えるべき困難とそうでない困難の違いは?」で 哲学対話していきました。 最初にアイスブレイクの質問として「あなたをパンに例えると何ですか?…
◆「UEMURA BREAD × 哲学対話 1.25」vol.8 いつも心温まる臼杵市のUEMURA BREADさんでの哲学対話です。今回は「困難」について考えます。参加希望の方は、「困難」に関しての問いを一つお考えください。参加したいけどアクセスする車がない方はご相談ください…
1月の哲学カフェ大分をコンパルホールで開催しました。 今回のテーマは「自分磨き」。参加者のみなさんと考えていきました。 最初にアイスブレイクの質問として、「今年の目標」もしくは「新しく挑戦したいこと」があればどうぞということで聞いていきました…
◆「哲学カフェ大分 1.18」今回は結論を出さない通常タイプの哲学対話をします。前回の哲学対話で「自分を磨く」という言葉が出て、何だろうと考えてみたくなりました。みなさんは「自分磨き」をしていますか?新しい年を迎えるに当たり、新たな目標やしたい…
今日は月に一度のフリースクールを開放して、子どもたちと哲学対話をしました。 事前に考えてきてくれた問いは、 Q なぜてつ学があるのか? Q なんでネコは哲学者なの? でした。哲学と哲学者の本質を考えていく問いになりました。 哲学に似ている教科はある…
◆オープン「こども哲学の時間 1.11」※こどもが対象です いつもはフリースクール内でクローズドにこども哲学をするのですが、参加者を公募して、オープンにこども哲学を開催したいと思います。参加するこどもたちから「問い」を集めて、その中から一つを選ん…
◆第百四回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.26来年一月は、読書会をテーマにした小説をとりあげます。直木賞候補になっていますが、きっと受賞すると思います。お楽しみに♫ 本を読み、人生を語る。人が生のままの姿になり言葉が溢れだす。そんな幸福な時間をぎゅっと閉…
ニドムさん主催、喫茶Piricaにて「シュタイナーの12感覚論」を学ぶ講座を受けました。 シュタイナーについてはいくつかの著作をかじり読んだりしていても、いまいち芯に触れた理解が足りないと感じ、それでいて重要性だけはわかっているつもりだったので、友…
今年最後の坐禅。 四月に羯諦寺さんを訪問して、坐禅と出会ったのが今年一番の革命的な出来事かもしれない。 身体を通して自分(世界)と出会い直す。また途上の途上だけど。 考えない坐禅と考える哲学対話はまったく真逆のことなのに、とても近しいものを感…
この前のUEMURA BREADさんでの哲学対話は店内で開催した。そのとき、パンを買いにお客さんが来た。そのお客さんはちょうど私が哲学対話のルールを説明していた時に来て、私のルール説明を会計の時に横で聞いていた。 彼女はそれを聴くまで、哲学対話は敷居が…
今年最後のこども哲学を開催しました。 今朝は雪が降って寒かったことと少人数だということもあり、 こたつで哲学対話しました。 こたつの形で規定される、みんなの距離感が面白かった。 最初にみんなの問いを聞いて、始めました。 Q なんで人間をほろぼさな…
大分合同新聞社GXエデュケーションさんに「ある光」と題した哲学エッセイを寄稿しています。今回は子どもの「神様はいるの?」という問いを受けて、この難問について考え書いています。ご笑覧ください。 https://www.oita-press.co.jp/gxeducation/2024/12/2…
十二月、今年最後の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた作品は初の詩集で、先月亡くなられた谷川俊太郎の詩選集2を集英社文庫から選びました。 最初に、簡単な自己紹介と全体的な感想、そしてこの詩集から一つお気に入りの詩を選んで朗読して…
12月の臼杵市のやまあいにあるパンやさん、UEMURA BREADさんでの哲学対話を開催しました。 今回は少人数だったこともあり、すてきなお店のなかで哲学対話をさせていただきました。心温まる時間となりました。お店にたまたまいらした方の飛び入りの参加もあり…
毎回大好評のUEMURABREADさんでの哲学対話。今回のテーマは「夢」。夢をもつことが良いのか?夢を追うことはいいことか?みなさんと考えてみたいと思います。 いつものアイスブレイクの質問は、あなたの「1、実現しなかった夢」「2、実現した夢」「3、今の…
12月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回のテーマは「センス」。 ソクラティク・ダイアローグの手法を使いつつ、3時間ですが(通常は1日から2日かける)「センス」についての本質のまとめの文章をつくり、結論を出していきました。毎回即興なのでドキドキ…
今回は結論を出すタイプの哲学対話をします。ソクラティク・ダイアローグの手法を使いながら「センス」について考えたいと思います。ファッションセンス、言葉のセンス、生き方のセンス、音楽、スポーツ…といろいろありますが、その本質を全員で考えて掴んで…
なんでもないものの尊厳 『定義』谷川俊太郎 十二月は谷川俊太郎を追悼し、彼の詩を読みたいと思います。この読書会で詩を扱うのは最初で最後かもしれません。この詩集を完読し、当日はこの詩集のなかから一つ気に入った詩を選んでください。(できたら朗読…
毎月たのしみにしています臼杵の山あいにあるパン屋さん UEMURA BREADさんでの哲学対話。 11月は「反抗期とは?」をテーマにみなさんと考え語りました。 最初にテーマに関するみなさんの問いを聞きました。 Q 反抗の対象は親だけ? Q 反抗期は(必要)大事か…
11月の学習教室Spicaさんでのこども哲学を開催しました。 今回もパワフルでワンダーに満ちた哲学対話になりました。 ひとりで10個も問いを考えてきたたけのこの里さん。 Q なぜ家があるのか? Q なぜ家に帰らないといけないのか? Q なぜ命は一つなのか? Q …
ずっと思っていたことがあるんよ。人間が信仰を捨てることはままある、そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。 『かか』宇佐見りん 十一月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は宇佐…
大分合同新聞社のGXエデュケーションというサイトに「たちどまる練習〜哲学対話のある風景」というエッセイを寄稿しています。 月1で更新していく予定です。今回は、自分と哲学の始まり、勉強やワンダーについて考えつくまま好きに書いています。ご笑覧くだ…
11月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回のテーマは「捨てる」。 3時間かけてゆっくり振り返りまで、対話をしていきました。 アイスブレイクの質問は「今までで、もっとも大きな捨てたものとは?」。 夢、数学、結婚して自由な自分の時間、独身、山、自尊…
大分合同新聞社GXエデュケーションへのエッセイ第1章の文章が校了となって、ほっとする。わたしには難しいと思ってないのだけど、難しい言葉だとしてわたしの語彙が展開できないのがなかなか辛かった。たとえば、深淵とか驚愕とか間隙といった言葉は、全部平…
いつもお世話になっている羯諦寺の門 私が主催している別府鉄輪朝読書ノ会や哲学カフェを一度見学したいという申し出がたびたびあります。ご関心をもっていただき、たいへん有り難いことではありますが、見学の受付はしていません。 そもそもこれらのイベン…
◆「哲学カフェ大分 11.16」一時期断捨離がブームでしたが、「捨てる」ということについて考えたいと思います。物だけではなく、信念やそれまでの生き方を捨てるといった無形のことも範疇に入れます。今回は結論は出さずに自由に対話していき、最後に30分ほど…
今日はいつも開催を楽しみにしているHappy Educationさん主催のイベントに哲学対話のファシリテーターとしてお呼びいただきました。 想定以上に集まっていただき、たいへん熱量のある現場となりました。 最初に脇こなぎ教諭の玖珠町立学びの多様化学校の報告…
十一月はふたたび母と娘の物語をとりあげたいと思います。『かか』宇佐見りん(河出文庫)を読んでいきます。十代の終わりから二十代の頭に書かれた小説ですが、天才だと思います。うーちゃん、19歳。母(かか)を救うため、ある無謀な祈りを胸に熊野へ。第56…