2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
8月の夏休みのおわりに、オープンなこども哲学の時間を開催しました。 今回は7人のこどもたちに集まっていただきました。 そしてこどもたちからの「問い」を聞くことから始めました。 こどもたちが考えてくれた問いです。 Q 水がなかったら生きられるか? Q …
大分県玖珠町に4月にできた九州で初となる不登校特例校、学びの多様化学校で、 (哲学)対話の先生向けの研修をしてきました。 こちらはイエナプランを参考に対話を主軸とした学校で、開校前から私は強い関心をもっていて、様々に奇跡的な繋がりの中で研修が…
長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。 『百年の孤独』ガルシア=マルケス 『百年の孤独』ガルシア=マルケ…
ぼくがパレスチナで知っていた神も、やはりパレスチナから逃げ出していったのだということを、ぼくはもはや疑わなかった。 『悲しいオレンジの実る土地』ガッサーン・カナファーニー 俺はまた別の見方からいうと、俺達は商品的状態なんじゃあねえかって言い…
8月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回はソクラティク・ダイアローグの手法を使って、 3時間の短縮バージョンで「自由」についての本質を参加者のみなさんと 哲学対話していきました。 最初に自己紹介をしていただきつつ、「自由」に関しての問いとエピ…
破夏として母と歩む孔雀かな 「霊果」安井浩司 終戦へとむかうお盆のこの時期が好きだ。 内省的でありたいと思う。 いろんな意味で。 父と母の背中をみるのはあと何回だろうかとも思う。 私自身もこの坂を歩くのは何回だろうかとも思う。 この一週間の夏休み…
対話的合理性に必要とされるのは、一方で人を結びつける共感と愛であり、他方で、笑いである。 『人は語り続けるとき、考えていない』河野哲也 大分合同新聞社のGXエデュケーションから哲学対話についてのインタビューを受けた。 ライターさんは以前UEMURA B…
◆「哲学カフェ大分 8.17」みなさんは今、自由ですか?わたしは自由を求めて会社員を辞めて、今は自分の好きなことをして生きているつもりですが、会社員時代より自由かと問われれば分かりません。土曜日も日曜日も仕事をして、仕事や収入のことを日々考えて…
◆「別府鉄輪朝読書ノ会 8.18 」 八月は毎年戦争に関する文学を読んでいます。今年はパレスチナ人作家で36歳で爆殺されたガッサーン・カナファーニーの『ハイファに戻って/太陽の男たち』(河出文庫)を読んでいきます。 何かを「知りたい」と思うとき、その…