2024-01-01から1年間の記事一覧
今回は結論を出すタイプの哲学対話をします。ソクラティク・ダイアローグの手法を使いながら「センス」について考えたいと思います。ファッションセンス、言葉のセンス、生き方のセンス、音楽、スポーツ…といろいろありますが、その本質を全員で考えて掴んで…
なんでもないものの尊厳 『定義』谷川俊太郎 十二月は谷川俊太郎を追悼し、彼の詩を読みたいと思います。この読書会で詩を扱うのは最初で最後かもしれません。この詩集を完読し、当日はこの詩集のなかから一つ気に入った詩を選んでください。(できたら朗読…
毎月たのしみにしています臼杵の山あいにあるパン屋さん UEMURA BREADさんでの哲学対話。 11月は「反抗期とは?」をテーマにみなさんと考え語りました。 最初にテーマに関するみなさんの問いを聞きました。 Q 反抗の対象は親だけ? Q 反抗期は(必要)大事か…
11月の学習教室Spicaさんでのこども哲学を開催しました。 今回もパワフルでワンダーに満ちた哲学対話になりました。 ひとりで10個も問いを考えてきたたけのこの里さん。 Q なぜ家があるのか? Q なぜ家に帰らないといけないのか? Q なぜ命は一つなのか? Q …
ずっと思っていたことがあるんよ。人間が信仰を捨てることはままある、そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。 『かか』宇佐見りん 十一月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は宇佐…
大分合同新聞社のGXエデュケーションというサイトに「たちどまる練習〜哲学対話のある風景」というエッセイを寄稿しています。 月1で更新していく予定です。今回は、自分と哲学の始まり、勉強やワンダーについて考えつくまま好きに書いています。ご笑覧くだ…
11月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回のテーマは「捨てる」。 3時間かけてゆっくり振り返りまで、対話をしていきました。 アイスブレイクの質問は「今までで、もっとも大きな捨てたものとは?」。 夢、数学、結婚して自由な自分の時間、独身、山、自尊…
大分合同新聞社GXエデュケーションへのエッセイ第1章の文章が校了となって、ほっとする。わたしには難しいと思ってないのだけど、難しい言葉だとしてわたしの語彙が展開できないのがなかなか辛かった。たとえば、深淵とか驚愕とか間隙といった言葉は、全部平…
いつもお世話になっている羯諦寺の門 私が主催している別府鉄輪朝読書ノ会や哲学カフェを一度見学したいという申し出がたびたびあります。ご関心をもっていただき、たいへん有り難いことではありますが、見学の受付はしていません。 そもそもこれらのイベン…
◆「哲学カフェ大分 11.16」一時期断捨離がブームでしたが、「捨てる」ということについて考えたいと思います。物だけではなく、信念やそれまでの生き方を捨てるといった無形のことも範疇に入れます。今回は結論は出さずに自由に対話していき、最後に30分ほど…
今日はいつも開催を楽しみにしているHappy Educationさん主催のイベントに哲学対話のファシリテーターとしてお呼びいただきました。 想定以上に集まっていただき、たいへん熱量のある現場となりました。 最初に脇こなぎ教諭の玖珠町立学びの多様化学校の報告…
十一月はふたたび母と娘の物語をとりあげたいと思います。『かか』宇佐見りん(河出文庫)を読んでいきます。十代の終わりから二十代の頭に書かれた小説ですが、天才だと思います。うーちゃん、19歳。母(かか)を救うため、ある無謀な祈りを胸に熊野へ。第56…
月1で開催している臼杵市野津町にある学習教室Spicaさんでのこども哲学。 こどもたちが問いや考えることに発光する(狂喜乱舞)のを見るのは、 こちらがいろんなことを教えられます。 小学生の低学年の部と高学年、中学生の部にカテゴリー分けして開催しま…
ちょっと前になりますが、大分合同新聞さんにて百回目の別府鉄輪朝読書ノ会を 取材していただき記事にしてもらいました。ありがとうございました。 これからも人文学、純文学の読書文化を微力ながら下支えしていきます。
ただ存在するということがいかに大変か、それに耐えられないから、みんな勉強したり働いたりするのかもしれなかった。 『植物少女』朝比奈秋 十月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今月は朝比奈秋さんの『植物少女』をみなさんと読んで感想を交わしまし…
月に一度のUEMURA BREADさんでの哲学対話を開催しました。 雨上がりの芳醇な土の薫りと遠雷のように聞こえる鹿の嘶きというステキな山の ロケーションのなか豊かな対話の時間を共有できました。 今回のテーマは「お金」。 最初のアイスブレイクの質問は、 Q …
オープンなこども哲学の時間を別府フリースクールうかりゆハウスで開催しました。 今日は2名の参加者で、それぞれの問いを考えてきてもらいました。 一人目の問いは、 Q こわいものは見たりやったりするのがいやだけど、なぜやりたくなるのだろうか? 「こわ…
10月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回は「傷つく」をテーマに、ソクラティク・ダイアローグの手法を使いながら、 みなさんで本質を探求していきました。 最初に「傷つく」に関する、エピソードと問いを話していただきました。 みなさんの問いです。 Q …
! 大分合同新聞社さんのWEBサイトGXエデュケーションにて、 コラムを担当することになりました。 わたしにとっては初めてのエッセイ〈試み〉であり、書くことによって 哲学対話の世界をもっと深く考え、そして遠くに広げていきたいと思います。 ブログに書…
以前この読書会でもとりあげた韓国の文学者ハン・ガンさんがノーベル文学賞を受賞しました!おめでとうございます。自分のことのように嬉しくもあり、納得です。いいとこ見てるなあー。 news.yahoo.co.jp 2021年に『菜食主義者』を課題図書としましたが、近…
均等に分け合うピザというのが、政治哲学カフェの主題にぴったりな気もして。そして何より美味しかったです!オノさんありがとうございました。 むかし、イカスミの肉まんがコンビニで売っていて存在感があったけど、イカスミパスタも大変美味しかったです …
◆「別府鉄輪朝読書ノ会 10.27」十月は『植物少女』朝比奈秋(朝日新聞出版)を読んでいきます。美桜が生まれた時からずっと母は植物状態でベッドに寝たきりだった。小学生の頃も大人になっても母に会いに病室へ行く。動いている母の姿は想像ができなかった。…
今週末と急な開催ですが・・ ◆「政治哲学カフェ 10.6」 政治について哲学対話をするという私自身初めてのファシリテーションの依頼を受けました。日本では政治についてオープンに語ることが難しいように思えますが、哲学対話の最終的な目標は風通しの良い議…
「この世も終わりだよ。人間が一等車に乗り、書物が貨車にのせられるようになったら!」 『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス 第百回目の別府鉄輪朝読書ノ会を無事開催できました。満員御礼でした。 参加者のみなさまといつもメニューを考えていた…
臼杵市の山あいにあパン屋さんのUEMURA BREADさんで哲学対話をしました。 今回で4回目で、テーマは「縁とは」でした。 最初に自己紹介をしてもらいつつ、各自のテーマに対する問いを挙げてもらいました。 アイスブレイクの質問は、「あなたの人生を変えた縁…
大分県の青年団による「おおいた自由学校」にゲストティーチャーとしてお招きいただき、自分のルーツを話したり、みなさんと「人生」をテーマに哲学対話をしました。 前夜も夕会にお呼ばれして、いろんな方と語り合ったりして、リハの哲学対話などもされたよ…
玖珠町立学びの多様化学校で、子どもたちと哲学対話をしました。9年生、7,8年生、小学部とそれぞれ45分ずつ、途中給食をいただき、1日かけて実践しました。写真撮影やフォローをうかりゆハウスのあやこさんに手伝っていただきました。 たくさんのオーディエ…
臼杵市野津町にある学習教室Spicaさんで子どもたちと哲学対話をしました!小2から中1までカテゴリーを分けつつ、それぞれの問いと向き合いました。 問いの眩しさに目がくらむほど、きらきらして、一人8つも考えてきた子もいて、問いを堂々と差し出す子もい…
哲学カフェ大分を開催しました。 今回もたくさんの方に集まっていただきました。 ありがとうございました。 今回のテーマは「便利/不便」についてでした。 最初にアイスブレイクの質問として、〈あなたのベスト・グッズ〉を聞いてみました。 ※安斎勇樹さん…
大分合同新聞のGXエデュケーションさんに、哲学対話、こども哲学について 取材していただいたのが記事になっています。 端的にまとめていただいているので、ぜひお読みいただけたらと思います。 ↓ https://www.oita-press.co.jp/gxeducation/2024/09/11/JDC2…