2024-01-01から1年間の記事一覧
今年最後の坐禅。 四月に羯諦寺さんを訪問して、坐禅と出会ったのが今年一番の革命的な出来事かもしれない。 身体を通して自分(世界)と出会い直す。また途上の途上だけど。 考えない坐禅と考える哲学対話はまったく真逆のことなのに、とても近しいものを感…
この前のUEMURA BREADさんでの哲学対話は店内で開催した。そのとき、パンを買いにお客さんが来た。そのお客さんはちょうど私が哲学対話のルールを説明していた時に来て、私のルール説明を会計の時に横で聞いていた。 彼女はそれを聴くまで、哲学対話は敷居が…
今年最後のこども哲学を開催しました。 今朝は雪が降って寒かったことと少人数だということもあり、 こたつで哲学対話しました。 こたつの形で規定される、みんなの距離感が面白かった。 最初にみんなの問いを聞いて、始めました。 Q なんで人間をほろぼさな…
大分合同新聞社GXエデュケーションさんに「ある光」と題した哲学エッセイを寄稿しています。今回は子どもの「神様はいるの?」という問いを受けて、この難問について考え書いています。ご笑覧ください。 https://www.oita-press.co.jp/gxeducation/2024/12/2…
十二月、今年最後の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた作品は初の詩集で、先月亡くなられた谷川俊太郎の詩選集2を集英社文庫から選びました。 最初に、簡単な自己紹介と全体的な感想、そしてこの詩集から一つお気に入りの詩を選んで朗読して…
12月の臼杵市のやまあいにあるパンやさん、UEMURA BREADさんでの哲学対話を開催しました。 今回は少人数だったこともあり、すてきなお店のなかで哲学対話をさせていただきました。心温まる時間となりました。お店にたまたまいらした方の飛び入りの参加もあり…
毎回大好評のUEMURABREADさんでの哲学対話。今回のテーマは「夢」。夢をもつことが良いのか?夢を追うことはいいことか?みなさんと考えてみたいと思います。 いつものアイスブレイクの質問は、あなたの「1、実現しなかった夢」「2、実現した夢」「3、今の…
12月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回のテーマは「センス」。 ソクラティク・ダイアローグの手法を使いつつ、3時間ですが(通常は1日から2日かける)「センス」についての本質のまとめの文章をつくり、結論を出していきました。毎回即興なのでドキドキ…
今回は結論を出すタイプの哲学対話をします。ソクラティク・ダイアローグの手法を使いながら「センス」について考えたいと思います。ファッションセンス、言葉のセンス、生き方のセンス、音楽、スポーツ…といろいろありますが、その本質を全員で考えて掴んで…
なんでもないものの尊厳 『定義』谷川俊太郎 十二月は谷川俊太郎を追悼し、彼の詩を読みたいと思います。この読書会で詩を扱うのは最初で最後かもしれません。この詩集を完読し、当日はこの詩集のなかから一つ気に入った詩を選んでください。(できたら朗読…
毎月たのしみにしています臼杵の山あいにあるパン屋さん UEMURA BREADさんでの哲学対話。 11月は「反抗期とは?」をテーマにみなさんと考え語りました。 最初にテーマに関するみなさんの問いを聞きました。 Q 反抗の対象は親だけ? Q 反抗期は(必要)大事か…
11月の学習教室Spicaさんでのこども哲学を開催しました。 今回もパワフルでワンダーに満ちた哲学対話になりました。 ひとりで10個も問いを考えてきたたけのこの里さん。 Q なぜ家があるのか? Q なぜ家に帰らないといけないのか? Q なぜ命は一つなのか? Q …
ずっと思っていたことがあるんよ。人間が信仰を捨てることはままある、そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。 『かか』宇佐見りん 十一月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は宇佐…
大分合同新聞社のGXエデュケーションというサイトに「たちどまる練習〜哲学対話のある風景」というエッセイを寄稿しています。 月1で更新していく予定です。今回は、自分と哲学の始まり、勉強やワンダーについて考えつくまま好きに書いています。ご笑覧くだ…
11月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回のテーマは「捨てる」。 3時間かけてゆっくり振り返りまで、対話をしていきました。 アイスブレイクの質問は「今までで、もっとも大きな捨てたものとは?」。 夢、数学、結婚して自由な自分の時間、独身、山、自尊…
大分合同新聞社GXエデュケーションへのエッセイ第1章の文章が校了となって、ほっとする。わたしには難しいと思ってないのだけど、難しい言葉だとしてわたしの語彙が展開できないのがなかなか辛かった。たとえば、深淵とか驚愕とか間隙といった言葉は、全部平…
いつもお世話になっている羯諦寺の門 私が主催している別府鉄輪朝読書ノ会や哲学カフェを一度見学したいという申し出がたびたびあります。ご関心をもっていただき、たいへん有り難いことではありますが、見学の受付はしていません。 そもそもこれらのイベン…
◆「哲学カフェ大分 11.16」一時期断捨離がブームでしたが、「捨てる」ということについて考えたいと思います。物だけではなく、信念やそれまでの生き方を捨てるといった無形のことも範疇に入れます。今回は結論は出さずに自由に対話していき、最後に30分ほど…
今日はいつも開催を楽しみにしているHappy Educationさん主催のイベントに哲学対話のファシリテーターとしてお呼びいただきました。 想定以上に集まっていただき、たいへん熱量のある現場となりました。 最初に脇こなぎ教諭の玖珠町立学びの多様化学校の報告…
十一月はふたたび母と娘の物語をとりあげたいと思います。『かか』宇佐見りん(河出文庫)を読んでいきます。十代の終わりから二十代の頭に書かれた小説ですが、天才だと思います。うーちゃん、19歳。母(かか)を救うため、ある無謀な祈りを胸に熊野へ。第56…
月1で開催している臼杵市野津町にある学習教室Spicaさんでのこども哲学。 こどもたちが問いや考えることに発光する(狂喜乱舞)のを見るのは、 こちらがいろんなことを教えられます。 小学生の低学年の部と高学年、中学生の部にカテゴリー分けして開催しま…
ちょっと前になりますが、大分合同新聞さんにて百回目の別府鉄輪朝読書ノ会を 取材していただき記事にしてもらいました。ありがとうございました。 これからも人文学、純文学の読書文化を微力ながら下支えしていきます。
ただ存在するということがいかに大変か、それに耐えられないから、みんな勉強したり働いたりするのかもしれなかった。 『植物少女』朝比奈秋 十月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今月は朝比奈秋さんの『植物少女』をみなさんと読んで感想を交わしまし…
月に一度のUEMURA BREADさんでの哲学対話を開催しました。 雨上がりの芳醇な土の薫りと遠雷のように聞こえる鹿の嘶きというステキな山の ロケーションのなか豊かな対話の時間を共有できました。 今回のテーマは「お金」。 最初のアイスブレイクの質問は、 Q …
オープンなこども哲学の時間を別府フリースクールうかりゆハウスで開催しました。 今日は2名の参加者で、それぞれの問いを考えてきてもらいました。 一人目の問いは、 Q こわいものは見たりやったりするのがいやだけど、なぜやりたくなるのだろうか? 「こわ…
10月の哲学カフェ大分を開催しました。 今回は「傷つく」をテーマに、ソクラティク・ダイアローグの手法を使いながら、 みなさんで本質を探求していきました。 最初に「傷つく」に関する、エピソードと問いを話していただきました。 みなさんの問いです。 Q …
! 大分合同新聞社さんのWEBサイトGXエデュケーションにて、 コラムを担当することになりました。 わたしにとっては初めてのエッセイ〈試み〉であり、書くことによって 哲学対話の世界をもっと深く考え、そして遠くに広げていきたいと思います。 ブログに書…
以前この読書会でもとりあげた韓国の文学者ハン・ガンさんがノーベル文学賞を受賞しました!おめでとうございます。自分のことのように嬉しくもあり、納得です。いいとこ見てるなあー。 news.yahoo.co.jp 2021年に『菜食主義者』を課題図書としましたが、近…
均等に分け合うピザというのが、政治哲学カフェの主題にぴったりな気もして。そして何より美味しかったです!オノさんありがとうございました。 むかし、イカスミの肉まんがコンビニで売っていて存在感があったけど、イカスミパスタも大変美味しかったです …
◆「別府鉄輪朝読書ノ会 10.27」十月は『植物少女』朝比奈秋(朝日新聞出版)を読んでいきます。美桜が生まれた時からずっと母は植物状態でベッドに寝たきりだった。小学生の頃も大人になっても母に会いに病室へ行く。動いている母の姿は想像ができなかった。…