対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『やし酒飲み』 原文紹介

『やし酒飲み』は日本語訳もまた創意工夫に満ちたものなのですが、 超訳すぎるのでは?という声もありましたので、 会の中でも話題となった一文をとりあげてみたいと思います。 岩波文庫でいうと、76ページの1行目に王様との対話のやりとりがあるのですが、 …

第二回 開催報告。

第二回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催いたしました。 今回はエイモス・チュツオーラの『やし酒飲み』を課題本とし、 マイナーな作品だったので参加者が集まるのか心配しましたが、 おかげさまで満員御礼となりました。 参加者は15名(女性10名/男性5名)でし…

【メディア掲載】今日新聞

別府地元の愛すべきローカル新聞、 今日新聞さんに第一回の別府鉄輪朝読書ノ会を 記事にとりあげていただきました。 意見交換というとニュアンスがだいぶ違うのですが。。 読んだ本の感想を気楽にシェアする会で、 意見を熱くぶつけあったりということはあり…

GWは瀬戸内海の島々を旅しました。

GWは晴天の合間を縫って四国に渡り、瀬戸内海の島々を巡る旅をしました。 島々といっても、直島と豊島だけですが。 特に豊島の豊島美術館は静かで繊細で、従来の美術館のイメージを覆す、 自然と融通無碍の空間を一体となって味わうような美術館でした。 人…

課題図書の紹介『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ

「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった」――。やし酒を飲むことしか能のない男が、死んだ自分専属のやし酒造りの名人を呼び戻すため「死者の町」へと旅に出る。その途上で出会う、頭ガイ骨だけの紳士、指から生まれた赤ん坊、不帰(かえらじ)…