2017-01-01から1年間の記事一覧
鉄輪温泉の年末は観光客の方が増えるものの、とても静かです。 ぼくはすじ湯温泉によく入ります。 シャンプー、石鹸は使えません。純粋に湯に浸かるだけの湯治スタイルです。湯の質は鉄輪のなかでも一番だと思います。 オカユさんと遊び、 読書に勤しみます…
こんにちは。第二十一回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。主催者のシミズです。朝から小雪のちらつく寒い日でしたが、多くの方に集まっていただきありがとうございました。今回はみなさんと宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んでいきました。 賢治愛を語…
12月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。年内最後の読書会は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』(角川文庫)をみなさんと読んでいきたいと思います。同収録の「よだかの星」などの作品も読んでいきます。 内容(「BOOK」データベースより) ―永久の未完成これ完成であ…
第二十回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた小説は武田泰淳の『ひかりごけ』。新潮文庫には『流人島にて』『異形の者』『海肌の匂い』が収められており、これらの作品も読書会の対象としました。 ー仏像が監視しているな それぞれの作品…
帰路。別府へ。
松山ブックマルシェを後にして、道後温泉へ。祖父江慎へ。
11月の連休は奇跡的に休みが取れたので、船でお隣の松山へ出かけました。いちばんのお目当ては以前からずっと行きたかった松山ブックマルシェでした。 路面電車で古町という駅を降りて徒歩3分ほどのところに会場となる若草幼稚園がありました。 松山はさす…
半家ネコのオカユさんが、寒くて眠れないと文句を言いますので湯たんぽを準備しました。 もちろんお湯は温泉から汲んできます。無料です。朝まで暖かく、起床時には顔を洗うのに使います。 直接だと熱すぎて火傷の恐れがあるのでタオルにくるみます。オカユ…
こんにちは。主催者のシミズです。ここ鉄輪も朝晩は冷え込み、猫たちも温泉の蒸気口に丸くなって蒸されています。さて11月の別府鉄輪朝読書ノ会は武田泰淳の『ひかりごけ』を扱います。26日10時より、ここちカフェむすびのさんにて。ご興味ある方はホームペ…
こんにちは。主催者のシミズです。台風が接近するなかでしたが、無事読書会の方を開催いたしました。 今回はカミュの『異邦人』をみなさんと読んでいきました。久々に再読したという方が多く、読み直してみると意外に〈不条理〉じゃないし、ムルソーのキャラ…
この読書会はあまり広報に力を入れていないのですが、、 フライヤーを会場のここちカフェむすびのさんと書肆ゲンシシャさんに 置かせて貰っています。 他にも置かせて貰う場所を増やすかな。。
十月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。 課題図書はカミュの『異邦人』です。 数十年ぶりに読み返しましたが、しびれました。 自分のそのときのスケールでしか本は読めないことに気づかされます。 内容(「BOOK」データベースより) 母の死の翌日海水浴に行き…
九月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回の課題本は皆川博子さんの『少女外道』をとりあげました。 会のはじめにみなさんに自己紹介していただきつつ、この本の全体的な感想を聞いてみました。この会がなかったら一生読むことはなかった作品に出会えた…
第十八回目の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。 九月は皆川博子の『少女外道』をとりあげます。 内容紹介 この感覚は、決して悟られてはならない――人には言えない歪みを抱きながら戦前~戦後の日本をひとり生きた女性を描く表題作のほか、名手・皆川博子の傑作…
八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。主催者のシミズです。八月の課題図書は大岡昇平の『野火』をとりあげて、みなさんと対話しました。 学校などで戦争反対のメッセージとして紹介されたりすることの多いこの作品ですが、実際読んでみると、ただ事実の…
八月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内をします。 八月は戦争について考えたく、塚本晋也監督によって映画化もされた 大岡昇平の『野火』を課題図書とします。 内容紹介(「BOOKデータベース」より)敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数…
第十六回の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。主催者のシミズです。今回は別府市で老舗のお味噌屋さんを営む坂本長平商店の坂本さんに写真を撮っていただきました。坂本さんは各地で写真の作品展を開かれています。ありがとうございました。 今回の課題図書…
第十六回目の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。 七月は川端康成の『みずうみ』をみなさんと読んで行きたいと思います。 // // // b.length&&(e=b,document.cookie="csm-hit="+b+("|"+ +new Date)+m+"; path=/")}function n(){e=0}function h(b){!0===d[a.pageV…
第十五回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。朝は大雨が降っていましたが、開催時には晴れてきて安心しました。 今回は安部公房の『砂の女』をみなさんと読んでいきました。作品の知名度でしょうか、いつもより倍以上の参加者が集まりました。ありがとう…
第十五回目の別府鉄輪朝読書ノ会は安部公房『砂の女』(新潮文庫)をとりあげます。 内容(「BOOK」データベースより)砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、…
第十四回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回の課題本、メキシコの作家フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』をみなさんと読んでいきました。 短い作品に多すぎる登場人物、生きている者と死んだ者が語らい、過去と現在が交錯する70の断片からなるこ…
5月の別府鉄輪朝読書ノ会はメキシコの作家フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』(岩波文庫)をとりあげます。5月28日(日)午前10時よりここちカフェむすびさんにて開催します。 内容(「BOOK」データベースより)ペドロ・パラモという名の、顔も知らぬ父親…
第十三回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。代表のシミズです。今日は開催して1周年の記念にあたり、みなさんで祝っていただきました。ありがとうございました。今回も一年前と同じく夏目漱石の作品『草枕』をとりあげ、みなさんと対話していきました。…
太宰治が東京の荻窪で下宿していたという〈碧雲荘〉。これが取り壊される危機にあったところ、湯布院で旅館業を営む橋本さんが引き取りを打診し、約2億円をかけて湯布院に移築したという偉業。それが〈ゆふいん文学の森〉としてこのたびオープンしました。…
こんにちは、代表のシミズです。今日から新しい年度の始まりですね。 4月の別府鉄輪朝読書ノ会は夏目漱石の『草枕』をとりあげます。おかげさまでこの読書会は4月で1周年を迎えます。昨年は夏目漱石の『こころ』をとりあげましたが、今回は九州の温泉宿、季…
代表のシミズです。第十二回の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回の課題本は川上弘美さんの『真鶴』でした。 はじめに参加者の自己紹介を交えつつ作品の全体的な感想を聞いていきました。「気がついたら読み終わっていた」「共感できなかった」「以前か…
12年前に夫の礼は失踪した、「真鶴」という言葉を日記に残して。京は、母親、一人娘の百と三人で暮らしを営む。不在の夫に思いをはせつつ新しい恋人と逢瀬を重ねている京は何かに惹かれるように、東京と真鶴の間を往還するのだった。京についてくる目に見え…
先日、別府大学で開催された特別講演「温泉と文学」にいってきました。以前、この読書会にも参加していただいた澤西祐典さんをコーディネーターに、芥川賞作家の藤野可織さん、吉村萬壱さん、玄月さんの三氏が、温泉地で読みたい本などを語る楽しい会でした…
こんにちは。別府鉄輪朝読書ノ会主催のシミズです。先日、第十一回目の開催をしました。課題図書は田中小実昌の『アメン父』という入手しがたい作品だったにも関わらず、多くの方に参加いただいて嬉しかったです。ありがとうございました。 自己紹介を兼ねつ…