2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
汗牛充棟(コトバンクより) 本が非常に多いことのたとえ。[使用例] その原書の由来と説明とは、いわゆるファウスト文献、一層広く言えばギョオテ文献があって、その汗牛充棟ただならざる中にいくらでもある[森鷗外*訳本ファウストについて|1913][使用例…
今、この仕事ができるのはアメリカ広しといえどもわたしひとりきりだろう。そしてそれが今わたしのしていることなのだ。ここでの仕事が終わったあとは、なにかほかのことを探すつもりだ。未来にはたくさんのことが私を待ちかまえていると信じている。 ああ、…
2013 涙の兆しはないが、景色からあふれてくるものに浸されている気がした。通夜の客に姿を変えて、故郷というものがあふれてくる、と思えた。 『鳥を探しに』平出隆 メカスは、自分にとってワールド・トレードセンターとは、北斎にとっての富士山のようなも…
Nagasaki , 2010 意拳は実際の組討の中で、往々にして「只一下(ただ一撃)」で戦いを終える。この意拳の奇異な現象を、多くの人は「奪力一摶(すべての力を振り絞って殴りかかる)」、「孤注一擲(すべて運に任せて一息に勝負に出る)」などと理解し、甚だ…
Atami , 2006 するとそのとき、こういったさまざまの文学的関心とはまるで別のところで、それとはまったく関係なしに、突然、一つの屋根、一個の石の上にきらりと光る太陽の光、ある道から立ち上がる香りが、特別な喜びを与えて、私の足をとめさせるのだった…
ぼくにわかっているのは、そこにいなければならないということだけさ。それがぼくの仕事なんだ。あそこにいなければならない。 『愛のゆくえ』リチャード・ブローティガン ついに別府鉄輪朝読書ノ会も八十回! 年明けての課題図書はブローティガンの『愛のゆ…
元旦は晴れて風なし、おだやかな一日だった。 行く年来る年は私の好きな唐招提寺が出てテンションが上がった。 年末は恒例のドキュメント72を見ていた。 年末にちょっと不運なことが起こったが、見方によれば幸運だったかもしれない。 厄との付き合い方は前…