2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
不安と絶望を少しでも感じることがこの地上に存在できる最良の道だ。 「ゴダールの決別」 啐啄同時 学ぼうとする者と教え導く者の息が合って、相通じること。 鳥の雛ひなが卵から出ようと鳴く声と母鳥が外から殻をつつくのが同時であるという意から。 禅宗で…
哲学カフェ大分を開催しました。 今回は「タイパって何だろう?」について参加者のみなさんと哲学対話しました。 最初にアイスブレイクで 「あなたの一番生産性の高い(集中力の高い)場所と時間は?」という質問を してみました。 (場所)家、自宅、自分の…
わたしはゴーゴリの『外套』を翻訳中の露文和訳者でもない。しかし、あのカーキ色の旧陸軍歩兵の外套を着て、九州筑前の田舎町から東京へ出て来て以来ずっと二十年の間、外套、外套、外套と考え続けてきた人間だった。たとえ真似であっても構わない。何とし…
コミュニケーションの重要性と厳しさとがこの本から伝わってくる。安易に対話という言葉が用いられる今日において、大変意味深いものである。そもそも他者と関わることとは、人間が生きていくうえで避けられないことであり、またごくありふれたことでもある…
何処かとんと見当もつかないほど遠くの方に、まるで世界の涯にでも立っているように思われる交番の灯りがちらちらしていた。 『外套』ゴーゴリ(平井肇訳) 二月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 ご参加ありがとうございました。 今回とりあげた作品は…
ひさしぶりにフリースクールうかりゆハウスでこども哲学を開催しました! テーマは「友だちって何だろう?」 フリースクールでこども哲学を初めて半年ほど経って、 ようやくファシリテーターとしてもこどもたちも、 哲学対話がどのようなものなのか、掴んで…
瞑想のなかに平和がある。瞑想自体がその動きだ。それは発見されるべき目的地ではない。思考とか言葉によって組み立てられたものではない。瞑想の行為が知性だ。瞑想は、あなたがこれまで教えられてきたことや、経験してきたことではない。学んだり経験して…
毎朝見るたびに、はつとするほどその書が新らしい 高村光太郎「黄山谷について」 2023.1.30-2.5 月曜日 教えている生徒さんの字が突然上手くなって、 もちろん練習の成果であるわけだが、 自転車に乗れるようになるように、 ある日突然、それは訪れる感の方…
しかし、これはどうも仕方がない!罪はどうもペテルブルグの気候にあるのだから。 『外套・鼻』ゴーゴリ 二月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。 ゴーゴリはロシア文学を代表する作家ですが、出身はウクライナです。 ◆「別府鉄輪朝読書ノ会 2.19 」寒い二月は…