対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【開催報告】第九十四回 別府鉄輪朝読書ノ会 3.31

とにかく、気が向いた頃、いつもの改札口に立っていれば誰か相手が来るだろうと思った。 『東京のプリンスたち』 「さあ、ユートピアに帰る時間となりました。」 『月のアペニン山』 白鳥が隣人愛を行わなかったことは誰にも出来ないことだったのである。 『…

ききとりうるかぎりの

日出町の魚見桜と菜の花と雨 わかったな それが 納得したということだ 旗のようなもので あるかもしれぬ おしつめた息のようなもので あるかもしれぬ 旗のようなものであるとき 商人は風と 峻別されるだろう おしつめた 息のようなものであるときは ききとり…

声から声へ、肉声の文化を

前回の哲学カフェに参加された20代のAさんから感想をいただいたので、本人に了解を得てここでシェアします。 「テーマについてみんなで考えていくこと自体ももちろん楽しかったのですが、答えのないこと・思考を深めたところで利益につながるか分からないよ…

【開催報告】哲学フェ大分 3.16

三月の哲学カフェを開催しました。 今回は初参加の方が多く、たくさんの方達に集まっていただきました。 ありがとうございました。 今回のテーマは「頭が良い、悪いってどういうこと?」でした。 始めにこの哲学カフェのコンセプトやルールを共有して、自己…

対話空間のオラリティ

ベルリンの壁が壊れたときも、とシュテファンがいった。 「ぼくはタクシーの運転手。夜、一人のお客さんを乗せて、東に入りました、東は入ったこともなくて。お客さんもぼくも。それで迷いました。明け方になってやっと見つかりました。その通りは、入ってい…

まず世界が先に在るのか

今月の風蘭さんの書道教室は隷書の臨書。土中に埋もれていた後漢一八五年の曹全碑を見ながら書いてゆく。 紙幣とか看板、Appleなんかのフォントにもある、扁平で蛭のように波打った古めかしい字。(波磔と呼ばれる)その味を出すための筆運びが難しく、風蘭…

【開催案内】哲学カフェ大分 3.16

◆「哲学カフェ大分 3.16」 夜開催です。 受験シーズン真っ只中ですが、私はいろんな子どもたちと日々接するなかで、勉強ができずに自分の頭の悪さを責める子どもたちと出会うことがあります。そもそも頭が良いとか悪いとかどういうことなのか考えてみたいと…

別府市立中部中学校での哲学対話

別府市立中部中学校で2クラス哲学対話を生徒のみんなとしました。 最初に簡単に哲学と哲学対話について説明し、哲学対話の目標やこころがまえを みんなと共有してから始めました。 「哲学」については聞いたことのある生徒が多い印象でした。 時間がないので…