対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

*9月の別府フリースクールうかりゆハウス*

こんにちは。別府フリースクールうかりゆハウスの志水です。先日は大分合同新聞の4月からの取材が記事となって実り、教育委員会や支援学校などの訪問を受けて、いろんなところにうかりゆハウスの活動を知ってもらうようになりました。特に基本理念である哲学…

【開催案内】おしゃれなラッピングアレンジ講座

◆「おしゃれなラッピングアレンジ講座」ちょっとしたお礼や贈り物を渡すときに、覚えておくと役に立つ「ラッピングアレンジ」。ひと工夫でアレンジの幅が広がり、大切な人への贈り物がより素敵なものへ。ナビゲーターは、flower shopやケーキ店で様々なラッ…

晩夏の挽歌

この世界で、人間という生き物に知覚の能力を与えているものは、まず自然であって、決してその逆ではない。 『セザンヌ 画家のメチエ』前田英樹 2022.8.22-28 月曜日 外に出たら、秋のような風を感じてしまった。 火曜日 打ち合わせをした。たぶんいやあれば…

【開催報告】別府鉄輪朝読書ノ会 8.28

待っている兵はいらいらしてきた。それほど彼等は若い女に接しなかったし、戦場に居ると不思議と女のことばかり考えるものであった。 『生きている兵隊』石川達三 八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 八月は毎年戦争文学を読んでいて、今年は『生きて…

大分合同新聞に取材記事が掲載されました。8.26

大分合同新聞に取材記事が掲載されました。 新しい学期が始まる、子どもたちの不調が増えるこのタイミングでの掲載は 意義深いものだと思います。 哲学対話という言葉が紙面に出るのも嬉しかったです。 今日は絶好のタイミングで、教育委員会や支援学校のう…

【開催案内】絵本 de 考えるカフェ 8.24

◆「絵本 de 考えるカフェ」一緒に絵本を読んで、考えることを楽しもう!※対面のみ最後に絵本を読んだのはいつですか?忘れられない絵本はありますか?絵本の作品世界を味わって、そのテーマに込められた世界観を子どもも大人も考え語り合いませんか?今回も…

おのれ自身の端緒を更新されよ

「水浴」の裸体は、むろん誰の裸体でもない。ここにいるのは、あれこれの〈人物〉ではない。これらの裸体は、マルヌ川の水に浸った少年の裸体を通して、ありうるすべての裸体へと拡がっていった感覚の生命である。 『セザンヌ 画家のメチエ』前田英樹 哲学と…

【開催案内】夏のこども哲学 その2

〈8月のこども哲学の時間〉※小学校高学年〜中学生限定 うかりゆオリジナルのプログラムで進めてテーマを楽しく考えていきます。常識にとらわれず、みんなで協力し合いながら考えて、語って、聴いて、驚いて、哲学者になろう♪ うまく話せなくても、フォロー…

【開催案内】(新企画)アート de 対話型鑑賞 8.21

マイケル・リン 「無題」 制作年:2009年 観覧料:無料 別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」に出品された。※本企画とは関係ありません ◆(新企画)「アート de 対話型鑑賞 」※対面のみ 絵画を鑑賞しながら、対話をしていく対話型鑑賞を実験的に…

【開催報告】こども哲学の時間 8.16

別府フリースクールうかりゆハウスで「こども哲学」を開催しました。 今回は中学生のふたりと「やさしさ」について考えて、語って、聴き合いました。 最初にこのこども哲学の趣旨、 ・テーマ設定に「やさしくあれ」のようなメッセージはないこと ・正解はな…

やさしい場所

生命がそこにある感じをまざまざと感じる 幼児は禅のこころを持つアナキストだ。 『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』ブレイディみかこ 2022.8.8-14 月曜日 「知性的な人」というのは「周囲の人たちの知的パフォーマンスを高める人」というのが僕…

塩田千春展「巡る記憶」8.14

ミュージアムと内と外が呼応するようにそれはあった。 なだらかに連続性をたもちつつ、路地へとアニマは流れていった。 日常がアートであるように、アートが日常であるように、 いま生きているこことそこが結ばれていた。

【開催案内】夏のこども哲学 8.16

〈8月のこども哲学の時間〉※小学校高学年〜中学生限定 うかりゆオリジナルのプログラムで進めてテーマを楽しく考えていきます。常識にとらわれず、みんなで協力し合いながら考えて、語って、聴いて、驚いて、哲学者になろう♪ うまく話せなくても、フォロー…

【開催案内】オンライン・ソーシャルカフェ 8.13

夏の鉄輪に咲く百日紅、紅と白 ◆「オンライン・ソーシャルカフェ 8.13」※オンラインのみ 某氏が以前SNSで「寿司職人が何年も修行するのは無駄だ」という発言をして炎上しました。本人の真意はともかく、たしかにYouTubeを見れば寿司の作り方は分かるし、修行…

生成のテーマ、テーマの生成

課題提起教育において、人間は、世界のなかに、世界とともにあり、そしてそこで自分自身を発見する方法を、批判的に知覚する能力を発展させる。 課題提起型教育方法のプログラム内容は、すぐれて対話的であり、生徒の世界観によって構成・組織される。そこに…

旅の記憶〜山口宇部へ 8.4-5

窓から見える田園の風景は夏そのものであり、また本州を感じさせるものだった。 哲学対話のファシリテーションのために別府から宇部へと旅する。 旅というか移動なのだが、それでもすこしは旅だった。 大分県外を出たのは、昨年12月の京都・大阪以来だった。…

宇部高専で哲学対話をしました。8.5

宇部高専でこども哲学のアーダコーダの理事でもある小川泰治さんにお招きいただいて10代の生徒たちを対象に哲学対話をしてきました。 1日目は岩内章太郎さんの現象学の本質観取を使った哲学対話を体験し、2日目は自分の担当となりました。 自分の自己紹介を…

うかりゆの夏

八月の別府フリースクールうかりゆハウスでのイベントをカレンダーにまとめました。 ぜひ周りのお友達も誘って、遊びに来てください。 〈8月のこども哲学の時間〉※小学校高学年〜中学生限定 うかりゆオリジナルのプログラムで進めてテーマを楽しく考えてい…

W・B・イェイツのように、私は他の人々の庭を楽しむのだ。

窓から外を見ると、あらゆるものの間の距離が消え失せ、夜明けの光の中ですべてが新たな眼で見つめられた。J・クリシュナムルティ 2022.7.25-31 月曜日 ケアを中心としたこども哲学の可能性についてずっと考えている。 しかしケアというものがなんなのか、と…