対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

読書会

【開催案内】本読みに与ふる時間 12.26

12月の本読みに与ふる時間(オンライン)の案内です。 参加希望の方は最後の申し込みフォームよりお願いします。 参加費はかかりません。 「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝にPCの前で好きな本を20分間読む、その時間をオンラインで共有するという…

【開催報告】朗読部 12.18

うかりゆハウスの窓 第二回目の朗読部を開催しました。 今回は3人の少数でしたが,その分一人に回ってくる回数も読まれる作品も多くなり がっつりがっつり練習できました。 今回朗読に選んだ作品は3つ。 ・詩『あけがたにくる人よ』永瀬清子 ・古典『平家物…

【開催報告】第六十七回 別府鉄輪朝読書ノ会

もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやって欲しい。 山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』 今年最後の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しま…

【開催案内】第六十七回 別府鉄輪朝読書ノ会 12.18

オレは昔、かっこよくなりたい、筋肉を付けたい、としきりに考えていたが、今はゆがみたかった。 「あのさ、私、べつにキスがなくてもね、磯貝くんのこと好きになってた」 「キスがなくても、って…」 「私とは、つき合えない?」 『人のセックスを笑うな』山…

【開催報告】声の文化を楽しむ「朗読部」11.27

大人の朗読練習場、朗読部を開催しました。 今回朗読対象として選んだ作品は、 太宰治の『海』と中島敦の『十年』という作品でした。 超短編の作品でしたが、味わい深く、殆どの参加者が朗読初心者でしたが、 朗読する楽しみを味わいつつあるようでした。 今…

【開催報告】第六十六回 別府鉄輪朝読書ノ会

わたしの人生の物語などというものは存在しない。そんなものは存在しない。物語をつくりあげるための中心などけっしてないのだ。道もないし、路線もない。ひろびろとした場所がいくつか、そこにはだれかがいたと思わされているけれど、それはちがう、だれも…

【開催案内】第六十六回 別府鉄輪朝読書ノ会 11.21

母は流れゆくエクリチュールとなってしまった。 あなたには女がたくさんいて、あたしはそのたくさんの女のなかの、だれかとちがわぬ女なんだと考えるのが好き、とわたしは彼に言う。 子供のころを思うときと同じ色彩の下で、わたしは戦争を見ている。 ベッテ…

【開催報告】第十回 本読みに与ふる時間 11.14

第十回の「本読みに与ふる時間」を開催しました。 日曜日の朝、オンラインで集まってただ黙々と自分の好きな本を読むだけの会ですが、 終わった後は清々しく、休日のスタートダッシュに有効活用できます。 読まれる本のジャンルは問いませんので、各参加者の…

【開催案内】本読みに与ふる時間 11.14

「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝に好きな本を20分間読む、その時間をオンラインで共有するというだけの企画です。【企画の概要】・各自が読まれる本は問いません。文芸書でもビジネス書でもお子さんと一緒に絵本を読んでもOKです。基本黙読でお…

【新企画のご案内】声の文化を楽しむ「朗読部」

5年以上にわたって別府鉄輪朝読書ノ会を続けてきましたが、それと並行してまた違った側面からも読書を楽しもうと考えています。それは声の文化、「朗読」を楽しむ会です。それも児童書などの読み聞かせではなく、文芸作品を中心とした大人の朗読会です。 声…

【開催報告】第六十五回 別府鉄輪朝読書ノ会

よくいるかホテルの夢を見る。 夢の中で僕はそこに含まれている。 「あなたの話をして」と彼女は言った。 ただ踊っているだけだ。意味なんかないんだ。 あなたが泣けないもののために私たちが泣くのよ。 僕は何か自分の為に文章を書きたいというような気持ち…

【開催報告】第九回 本読みに与ふる時間 10.17

わたしはソノに、数ヶ月前にロサンゼルス・タイムスで見かけて頭に引っ掛かっていた広告について話した。CD-ROM版の百科事典の全面広告だった。謳い文句は「雨の日にも図書館まで歩かなければアクセスできなかった百科事典。お子さまにはそんな苦労をさせた…

【開催案内】本読みに与ふる時間 10.17

◆「本読みに与ふる時間 10.17 」「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝に好きな本を20分間読む、その時間をオンラインで共有するというだけの企画です。 【企画の概要】・各自が読まれる本は問いません。文芸書でもビジネス書でもお子さんと一緒に絵本…

【開催案内】第六十五回 別府鉄輪朝読書ノ会

「そろそろ昼飯を作ろうかなと思ってたんだ。ぱりっとした調教済みのレタスとスモーク・サーモンと剃刀の刃のように薄く切って氷水でさらした玉葱とホースラディッシュ・マスタードを使ってサンドイッチを作る。紀ノ国屋のバター・フレンチがスモーク・サー…

【開催報告】第六十四回 別府鉄輪朝読書ノ会 9.26

疲労だけが彼の唯一つの救いなのである。 中島敦『李陵』 第六十四回目の別府鉄輪朝読書ノ会 9.26を開催しました。 今回取り上げた作品は中島敦『李陵・山月記』。いつも女性の参加者が多い会ですが、女性も男性も中国の広大なスケールなかで繰り広げられる…

Comme à la radio ラジオのように

ラジオの事前収録をしました。 OBSのビルは197号線沿いにあり、いつも素通りしてばかりだったけど、 昨日は初めてスタジオ内に入りました。 ディレクターのイイクラさんと対話形式で進行して、 自分の活動の思いや趣旨を語りました。 イイクラさんもまた僕と…

【開催案内】第六十四回 別府鉄輪朝読書ノ会 9.26『李陵・山月記』

『李陵・山月記』中島敦(新潮文庫) 九月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。 九月はピース又吉さんもオススメの 中島敦『李陵・山月記』(新潮文庫)を読んでいきます。『山月記』は教科書以来の方も多いはず。漢文調のリズムが美しく凛々しい、習うより慣れ…

【開催報告】第六十三回 別府鉄輪朝読書ノ会 8.29

言葉以前の悲しみを、私は誰かに知って貰いたかったのだ。 『桜島』梅崎春生 八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 毎年八月は戦争文学をとりあげているのですが、今回選んだ作品は、 講談社文芸文庫の梅崎春生『桜島・日の果て・幻化』でした。 はじめ…

【開催報告】第七回 本読みに与ふる時間

八月の本読みに与ふる時間を開催しました。 今回読まれた本は以下の二冊でした。 『イーハトーブ温泉学』岡村民夫(みすず書房) 『どこでもいいからどこかへ行きたい 』pha(幻冬舎文庫) Oさんの読まれていた本の紹介文をアマゾンで読む。 家にいるのが嫌…

【開催案内】別府鉄輪朝読書ノ会 8.29『桜島・日の果て・幻化』

主催者のシミズです。八月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内をします。 会場のコロナ対策については消毒液の準備や常時換気などで対応をしています。マスクは各自でご準備ください。参加を希望される方はこのメールへの返信で構いませんのでお申込みください。事前…

【開催報告】別府鉄輪朝読書ノ会 7.25

何週間にもわたる裁判のあいだ、ぼくは何も感じなかった。 わたしはずっと、どっちみち誰にも理解してもらえないし、わたしが何者で、どうしてこうなってしまったかということも、誰も知らないんだという気がしていたの。誰にも理解されないなら、誰に弁明を…

【開催報告】第六 本読みに与ふる時間 7.18

2005.12 Atami , kinomiya 六回目の「本読みに与ふる時間」を開催しました。本読みに与ふる時間とは、日曜日の朝に各自自分が読みたい本を読む、そんな時間をオンラインで他の参加者と共有する、ただそれだけのイベントです。読まれる本のジャンルは問いませ…

【開催案内】本読みに与ふる時間 7.18

tsukumi city , 2012 「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝に好きな本を20分間読む、その時間をオンラインで共有するというだけの企画です。 【企画の概要】・各自が読まれる本は問いません。文芸書でもビジネス書でもお子さんと一緒に絵本を読んでも…

【開催案内】第六十二回 別府鉄輪朝読書ノ会 7.25

「あなただったら何をしましたか?」 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 七月の別府鉄輪朝読書ノ会のご案内です。 七月は現代ドイツ文学で世界的ベストセラーにもなったベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮文庫)を読んでいきます。 読むのは難しく…

【開催報告】別府鉄輪朝読書ノ会 6.27『菜食主義者』ハン・ガン

お姉さん、…… 世の中の木がすべて兄弟みたい。 『菜食主義者』ハン・ガン(クオン) 六月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は初の韓国文学『菜食主義者』ハン・ガンをとりあげ、 みなさんと感想を交わしていきました。 登場人物への共感の度合いが…

【開催報告】第五回 本読みに与ふる時間 6.13

本読みに与ふる時間を開催しました。 梅雨の朝のひととき、短い時間ですが読書する時間を共有しました。 ご参加ありがとうございました。 今回みなさんの読まれた本です。 『哲学カウンセリング 理論と実践』ピーター・B.ラービ(法政大学出版局) 『彼女た…

【開催案内】本読みに与ふる時間 6.13

こんにちは。主催者のシミズです。五回目の「本読みに与ふる時間」を開催します。 「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝に好きな本を読む、その時間をオンラインで共有するというだけの企画です。参考までに前回の開催報告をリンクします。 kannawado…

【開催案内】第六十一回 別府鉄輪朝読書ノ会 6.27

青黒い闇のため、裏山は普段より深く感じられた。明け方から山の水を汲みに登る勤勉な年寄りもまだ寝ている時間だった。頭を垂れたまま、彼女は歩き続けた。汗なのか涙なのかわからないものでごっちゃになった顔を手の甲で黙々と拭いた。自分をのみ込む穴の…

【開催報告】別府鉄輪朝読書ノ会 5.30『苦海浄土』石牟礼道子

この日はことにわたくしは自分が人間であることの嫌悪感に、耐えがたかった。釜鶴松のかなしげな山羊のような、魚のような瞳と流木じみた姿態と、決して往生できない魂魄は、この日から全部わたくしの中に移り住んだ。 『苦海浄土』石牟礼道子(講談社文庫)…

「対話の可能性」

鷲田清一さんの「対話の可能性」という 詩のような文章にふるえた。 縦書きで書けないのが残念だが、シェアしたいので書き写してみる。 改行はこちらでしました。傍線も僕が引いています。 対話の可能性 人と人のあいだには、性と性のあいだには、人と人以外…