対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

読書会

Podcast「君は哲学をやるには文学的すぎるよ」#01

■ 2026.5.4 みなさんGWはいかがお過ごしでしょうか? 今日は朝からいい天気ですね。 シミズ個人のPodcast「君は哲学をやるには文学的すぎるよ」のエピソード1を更新しました。 よかったら聴いていください。 タイトルは「忘れること」です。電子レンジからハ…

【開催案内】第百二十回 別府鉄輪朝読書ノ会 5.31

五月はノーベル文学賞を受賞したハン・ガン『少年が来る』を読みたいと思います。 「人間の残酷性と尊厳が同時に存在していた時空間を〈光州〉と呼ぶとき、〈光州〉はもはや都市を指し示す固有名詞ではなく、時間と空間を越え、絶えず私たちに問いかけてくる…

【開催案内】第百十九回 別府鉄輪朝読書ノ会 4.26

四月でおかげさまでこの読書会は10周年を迎えます。月1開催で続けているのに10年で119回なのは、1回だけ仕事が入り開催できなかったからです。その日は悔しくて悔しくて、会社員を辞めようと思うきっかけになりました 第一回が夏目漱石の『こころ』で始まっ…

【開催案内】第百十八回 別府鉄輪朝読書ノ会 3.29

三月の課題図書は、世界が発狂しているので、世界がどうやったら正気でいられるのかということを延々と書いている『日本国憲法』(TAC出版)を読みたいと思います。「虎に翼」きっかけで関心を覚えた方もいるかもしれません。ただ護憲とか改憲といった政治的…

【開催報告】第117回 別府鉄輪朝読書ノ会 2.15

「葬式のあとに残る、たとえば焚火のあとのような、すがすがしい死の匂い…」 『美しい星』三島由紀夫 2月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は三島由紀夫『美しい星』をみなさんと読んで感想をシェアしました。 冷戦の核ミサイルのボタンがいつ押さ…

【開催報告】第百十六回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.25

一月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は『あなたのための短歌集』木下龍也(ナナロク社) を課題図書として、みなさんにも短歌を作っていただきました。ありがとうございました。 【当日みなさんにしていただきたいこと】 ①簡単な自己紹介 ②『あな…

【開催案内】第百十六回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.25

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 1.25」 新年明けて一月は、大好評の短歌の世界です。『あなたのための短歌集』木下龍也(ナナロク社)を読みます。 この中から一首お気に入りの短歌を選んで当日詠んでください。そしてあなたの短歌を一首つくって当日詠んでください…

【開催案内】第百十五回 別府鉄輪朝読書ノ会 12.21

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 12.21 」 十二月はクリスマスにふさわしい題材の『ほんのささやかなこと』クレア・キーガン 訳 鴻巣 友季子 (早川書房)を読んでいきます。今年最後の読書会になります。 1985年、アイルランドの小さな町。 クリスマスが迫り、寒さが…

【開催報告】第百十四回 別府鉄輪朝読書ノ会 11.23

「恋愛なんて下半身の娯楽だって、聞いたことがあるよ」 『消滅世界』村田沙耶香 *** 別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回で114回目で10年近くになります。全国でも老舗の部類かな。 今回取り上げた作品は村田沙耶香さんの『消滅世界』でした。 セック…

【開催報告】第百十二回 別府鉄輪朝読書ノ会 9.28

桟橋を打つ波も、それを聞く人そばにいなければ、音がないのといっしょではないか?カモメの啼き声、風の歌、人の世のざわめき…もし耳に聞こえないのであれば、それはほんとうに鳴っていることになるのだろうか?生活の音を聴く健やかな耳があっても、はるか…

【開催案内】第百十二回 別府鉄輪朝読書ノ会 9.28

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 9.28」 これから(限りなく小説に近い)エッセイも読んでいこうかなというところで、九月は『失聴』ハンナ・メーカ(鴻巣友季子訳)を読みたいと思います。 先日、佐賀のろう学校で開かれた、音のない世界での対話「ダイアログ・イン…

【開催報告】第111回 別府鉄輪朝読書ノ会 8.31

はじめて彼はこの世に置き去りにされている自分に気づいた。 『死のなかの風景』原民喜 八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 毎年八月は戦争に関する文学を読むようにしています。 今年は第五回目でも読みました原民喜『夏の花』をみなさんと読んでい…

【開催案内】第111回 別府鉄輪朝読書ノ会 8.31

八月十五日は妻にとって初盆にあたるのだが、それまでこのふるさとの街が無事かどうかは疑わしかった。 『夏の花』原民喜 ◆「第111回 別府鉄輪朝読書ノ会 8.31」 八月は毎年戦争文学を扱っています。戦後80年の大きな節目の年に何を選ぶか、ずっと考えていま…

【開催報告】第百十回 別府鉄輪朝読書ノ会 7.27

詩人になるか、でなければ何にもなりたくない ヘッセ *** わたし自身を師にしてわたしは学ぶのだ、わたし自身の弟子となるのだ 『シッダルタ』ヘルマン・ヘッセ(手塚富雄 訳) 七月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回はヘルマン・ヘッセの『シッダ…

【開催案内】第百十回 別府鉄輪朝読書ノ会 7.27

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 7.27」 世界が発狂しているので、静謐なシッダールタの物語を読みたいと思います。何度も読み返している本です。いくつかの翻訳がありますが、私淑する手塚富雄先生の格調高い名訳で読んでいきます。 「この本には、正しくあれ、と言…

【開催案内】第百九回 別府鉄輪朝読書ノ会 6.29 ※満員御礼

私を、いたわってくれた。人生の優しさに私は呆然とした。 『東京八景』太宰治 あっという間に満員になってしまいましたが、、 六月は桜桃忌、太宰治の命日です。又吉さんをはじめ、今なお熱狂的なファンを持つ太宰治。その中期作品群を読んでいきます。有名…

【開催報告】第百八回 別府鉄輪朝読書ノ会 5.25

第百八回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回の課題図書は穂村弘さんの『短歌ください』でした。 この本を読んでお気に入りの短歌を探しつつ、事前に自作の短歌を作っていただき、それをみんなの前で詠むという初めての試みをしました。 読書会に創…

【開催案内】第百八回 別府鉄輪朝読書ノ会 5.25

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 5.25」五月は、短歌の世界に分け入っていこうと思います。 『短歌ください』穂村弘(角川文庫)を読みます。この中から一首お気に入りの短歌を選んで当日詠んでください。そしてあなたの短歌を一首つくって当日詠んでください読書会と…

【開催報告】第百六回 別府鉄輪朝読書ノ会 4.27

「その「手伝う」っての、ちょっとやめてくれる?」 『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ 第百六回目の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は韓国の小説『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュを読んで、みなさんと感想を語り合いました。…

【開催案内】第百七回 別府鉄輪朝読書ノ会 4.27

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 4.27」 四月は、韓国のフェミニズム文学を扱います。『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ(ちくま文庫)を読みます。 韓国136万部、日本29万部、32の国・地域で翻訳圧倒的共感の声! 「これはわたしの物語だ」世界を揺るがした…

【開催報告】第百六回 別府鉄輪朝読書ノ会 3.30

自分たちが弱いままでは安全に生きていけないことが悲しくもあった。 *** 自分は今、抗う人を見たかったのだ、と敬子は気づいた。抗う人たちの中にいたかった。 『持続可能な魂の利用』松田青子 三月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。年度末のお忙しい中…

【開催案内】第百六回 別府鉄輪朝読書ノ会 3.30

日本の女の子たちが最弱に見えた。とても弱々しい生き物に。 --------- 敬子の頭に、今度ははっきりと、こう浮かんだ。 これでは日本の女の子が負けてしまう。 『持続可能な魂の利用』松田青子 ◆「別府鉄輪朝読書ノ会 3.30」三月は、30代女性の推しとおじさ…

【開催報告】第百五回 別府鉄輪朝読書ノ会 2.23

箱田光生は元旦那だ。まさかさんと付き合い始めたせいか、それとも平木さんに元旦那の話を聞かれたからかは分からないけれど、離婚から十年以上ほとんど私の頭を過ることすらなかった元旦那の存在が、なぜか今、少しずつ無視できないものになりつつあるとい…

第百五回 別府鉄輪朝読書ノ会 2.23

◆「別府鉄輪朝読書ノ会 2.23」 二月は、中年の物語を扱います。金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』(河出書房新社)を読みます。 新しい世界を見せてくれーー。ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者。同じ職場の真逆のタイプの女…

【開催報告】第百四回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.26

一面だからこそ、もしかしたら、家族や、親友や、同僚には到達できない、その人の胸の奥の、ずっとずっと奥にあって、その人がその人である証拠のようなもの、世界でたったひとつのエンジンのようなものが駆動するのを、その音を、見たり聞いたりできるのか…

【開催案内】第百四回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.26

◆第百四回 別府鉄輪朝読書ノ会 1.26来年一月は、読書会をテーマにした小説をとりあげます。直木賞候補になっていますが、きっと受賞すると思います。お楽しみに♫ 本を読み、人生を語る。人が生のままの姿になり言葉が溢れだす。そんな幸福な時間をぎゅっと閉…

【開催報告】第百三回 別府鉄輪朝読書ノ会 12.22

十二月、今年最後の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。今回とりあげた作品は初の詩集で、先月亡くなられた谷川俊太郎の詩選集2を集英社文庫から選びました。 最初に、簡単な自己紹介と全体的な感想、そしてこの詩集から一つお気に入りの詩を選んで朗読して…

【開催案内】第百三回 別府鉄輪朝読書ノ会 12.22

なんでもないものの尊厳 『定義』谷川俊太郎 十二月は谷川俊太郎を追悼し、彼の詩を読みたいと思います。この読書会で詩を扱うのは最初で最後かもしれません。この詩集を完読し、当日はこの詩集のなかから一つ気に入った詩を選んでください。(できたら朗読…

【開催報告】第百二回 別府鉄輪朝読書ノ会 11.24

ずっと思っていたことがあるんよ。人間が信仰を捨てることはままある、そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。 『かか』宇佐見りん 十一月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回は宇佐…

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ちょっと前になりますが、大分合同新聞さんにて百回目の別府鉄輪朝読書ノ会を 取材していただき記事にしてもらいました。ありがとうございました。 これからも人文学、純文学の読書文化を微力ながら下支えしていきます。