アルルよりパリのテオヘ
第五四六信
手紙をありがとう、でも今度はずいぶんやきもきもした、木曜日にすっからかんになって月曜までは滅法長かった。その四日間を大体二十三杯のコーヒーとパンでつないだ、その分はこれから払わなければならない。君の間違いでは無論ないし、もし落度があるとすれば僕の方だ。
私の知り合いの画家、子どもがたくさんいるけど、定職には就かず、
住むところを転々とし、日雇いの仕事をして絵を描いて、目は澄み渡り、
現世を語るSさんが生涯の一冊として差し出してくれたのがこの本でした。
◆「別府鉄輪朝読書ノ会 10.22」
十月は『ゴッホの手紙(下)』(岩波文庫)を読んでいきます。ゴッホの数少ない理解者であった弟テオとの間には膨大な書簡が残されています。岩波文庫版は上中下巻ありますが、今回はゴーギャンとの共同生活が破綻したアルル時代から自死するまでの手紙が収められた下巻のみを読んでいきます。秋の夜長にゴッホを身近に感じながら、その至高の魂に触れてみませんか。
○日 時:2023年10月22日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○ファシリテーター:しみず
○参加費:¥1,300円(運営費、むすびのさん特製のメニュー代含む)
○定 員:10名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
10/19木までにお申込みください。