2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
刃はたちまち曇り、舌には明確な冷たさの果てに、遠い甘味が感じられた。 『金閣寺』三島由紀夫 2022.1.24-30 月曜日 今日からNHKの撮影。昨日までの雨はやんだ。 Sディレクターは晴れ男のようだ。 金閣のように厳密な一回性 『金閣寺』三島由紀夫 そう、文…
一方の手の指で永遠に触れ、一方の手の指で人生に触れることは不可能である。 『金閣寺』三島由紀夫 今年明けて初めての別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回の課題図書とした作品は三島由紀夫『金閣寺』。 三十歳の頃に書いた作品です。 観念と現実とを…
朗読部を開催しました。 今回朗読した作品は、 ・「初恋」島崎藤村 ・「平家物語」 ・「夢十夜」夏目漱石 ※第一夜のみ どの作品も、凜々しい韻と響きがあり、 みなさん楽しみながら、味わいながら、朗読していきました。 他人の成長はすぐわかるけど、自分の…
明後日土曜日に開催のオンライン哲学カフェです。今回は多様性について語り考えたいと思います。 ◆「オン哲!(オンライン哲学カフェ) 1.29」 学校や社会の場では多様性がよく謳われていますが、簡単には進んでいないように思えます。人種(移民)、宗教、…
◆(新企画)声の文化を楽しむ「朗読部 1.29」声の文化、「朗読」を楽しむ会を発足しました。その名も「朗読部」。それも児童書などの読み聞かせではなく、文芸作品を中心とした大人の朗読練習会です。今回で3回目になります。 ○朗読課題図書1:詩『初恋』島…
1994.2 Higashikoganei なぜ人間の生命を産み育て、その死をみとるという労働が、 その他のすべての労働の下位におかれるのか、 という根源的な問題がある。 この問いが解かれるまでは、 フェミニズムの課題は永遠に残るだろう。 上野千鶴子 最後の講義 2022…
新しく始めたこの本読みの企画も、もう一年が経とうとしています。早いですね。 新しい企画を思いついたら、実際にやってみる。 それも即。このスピード感と勢いが大事。 でも継続してできるかは、また別のテーマ。 参加者(支持)がなければ、続けたくても…
大分・別府は深夜とても揺れましたが、みなさん大丈夫でしょうか? 余震が続いていますので、気をつけましょう。 いまはとても眠いです。 明日オンライン開催の「本読みに与ふる時間」の案内です。 *** 「本読みに与ふる時間」とは各自が日曜日の朝にPCの…
一月は100分de名著でも取り上げられた三島由紀夫『金閣寺』(新潮文庫)を読みたいと思います。「華麗な文体、極限の孤独、そして、燦然たる絶対の金閣」平野啓一郎内容紹介 (Amazonより)「美は…美的なものはもう僕にとっては怨敵なんだ」。吃音と醜い外貌…
以前鉄輪朝読書ノ会に参加した女性Aさんが、男性Bさんの言った「男は優しい女が好き」という発言に怒りを覚えたというブログの記事を読ませていただいた。それは女にかける呪いの言葉だと。 私はファシリテーターとして現場で、AさんがBさんの発言に対して違…
春さきの風 中野重治 三月十五日につかまつた人々のなかに一人の赤ん坊がいた。 朝の八時半ごろ、赤ん坊は父親と母親とに連れられて、六人の制服と二人の私服といつしょに家の前の溝板を渡つた。夏場はこの溝板がごとごというのだが、この時はすつかり凍てつ…
A先生より「別府フリースクールうかりゆハウス」へ、 英語の辞書を寄贈いただきました。 ありがとうございました。 別府フリースクールうかりゆハウスでは、 教材などの寄贈を受け付けています。 お問い合わせは、以下のフォームからお願いします。 https://…
からだをほどくとほとけ 野口三千三 おしなべて生あるものは、金閣のように厳密な一回性を持っていなかった。 『金閣寺』三島由紀夫 2022.1.3-9 月曜日 朝起きて、軽く清掃をして、しずかに本を読む正月。 今は月末の読書会にむけて、三島由紀夫の『金閣寺』…
今年初の対話の場です。 よかったらご参加ください。オンラインです。 ◆「悩める教師のためのオンライン対話 1.9」 フリースクールを立ち上げるにあたっていろいろと議論しているなかで、学校の教科にないものを教えることの重要性(たとえば哲学とか)だっ…
あたらしい年。 いつも使っているドイツ製のデート印の年の部分を回し、そっと押印する。 年末から年始にかけて、天気もおだやかで、しずかな時を過ごした。 年末はうかりゆハウスで合唱のつどい。 元日の朝はむすびのさんで朝食をいただいた。 今年は別府フ…