2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
そうならば宗教をはみ出した人々に肉迫するのに、念仏一宗もまたその思想を、宗教の外にまで解体させなければならない。最後の親鸞はその課題を強いられたようにおもわれる。 『最後の親鸞』吉本隆明 2022.2.21-27 月曜日 澄み渡った快晴。寒いが気持ちがい…
が、みんなは自分の生活のことになると、「戦争」は戦争、「仕事」は仕事と分けて考えていた。仕事の上にますますのしかぶさってくる苛酷さというものが、みんな戦争から来ているということは知らなかった。 そう云えば、私は自分の生活に、全く散歩というも…
2月の朗読部を開催しました。 今回みんなで朗読した作品は ・「平家物語」 作者不詳 ・「悲しき玩具」石川啄木 ・「ごんぎつね」新美南吉 の3作品でした。 どの作品もそれぞれ固有の作品世界があり、 それを朗読として声に出して表現していくことは、難しさ…
オンライン・ソーシャルカフェを開催しました。 今回のテーマは「心の闇って何?拡大自殺を事例に考える」でした。 「心の闇」というのが誰にでもあるものなのか、特定の人にだけあるものなのか、誰にでもあるのだけれど普段は無意識下に収まっていて、それ…
2月のオンライン・ソーシャルカフェの案内です。 今回は「心の闇」について、考えたいと思います。 参加希望者は申込みフォームより申請をお願いいたします。 大きな犯罪事件が起きたときに「心の闇」が語られることがよくありますが、そもそも「心の闇」と…
「いろいろあったけど、よかったよかった」となる映画が多すぎる。本当はいろいろあったなら、人は取り返しのつかない深手を負い、社会は急いでそれをあってはならないものとして葬り去ろうとするだろう。人と社会の間に一瞬走った亀裂を、絶対に後戻りさせ…
「こども哲学の時間」を鉄輪うかりゆハウスで開催しました。 いままで大人向けの哲学対話を8年くらい開催してきたのですが、 こども向け(主に中高生)を対象としたのは初めてで新鮮な体験でした。 といっても、なかなか中高生は集まりにくいので、 参加者を…
大分合同新聞さんから「別府フリースクールうかりゆハウス」について 僕と凜さんとで取材を受けました。 自分がライフワークとして取り組んできた哲学対話や読書会が、 どのように発展して、このフリースクールに結びついたのか話しました。 話すことで、原…
フリースクールの開設にあたって、問うこと考えること語ることを軸に据えた場所にしたいと思い、今後定期的に「こども哲学」を開催していきます。今回はその第一弾として、先日電車内で喫煙していた男を高校生が注意したら暴行を受けたという痛ましい事件が…
ひだり【左】 アナログ時計の文字盤に向かった時に、 七時から十一時までの表示のある側。 「明」という漢字の 「日」が書かれている側と一致。 また、人の背骨の中心線と 鼻の先端とを含む平面で 空間を二つに分けた時に、 大部分の人の場合、 心臓の鼓動を…
炬燵が熱くて顔を出す 「みんなで教育について考えるオンライン哲学対話」を開催しました。 以前は「悩める教師のためのオンライン対話」としていたのですが、 もっと広く対話の門戸を開きたいと思い改称しました。 その影響か今日は多くの参加者に来ていた…
側から母親がものを云って書かせた、自分の子供のたどたどしい手紙や、手拭、歯磨、楊枝、チリ紙、着物、それ等の合せ目から、思いがけなく妻の手紙が、重さでキチンと平べったくなって、出てきた。彼等はその何処からでも、陸にある「自家(うち)」の匂い…
悩める教師のためのオンライン対話から、教師に限らず広く教育について考えたい方を対象としたいため、会の名称を変更しました。 例えば教養系YouTuberと呼ばれる人たちが一般書をコピペしたような解説をしていたりと、ゆらぐ教養についてみなさんと考えてみ…
剛力彩芽冬薔薇の束騎手に渡す トオイダイスケ 「私の中」に脳という器官が存在するのではない 「脳」の一部の機能として私が存在するに過ぎないのだ 『図書館の外は嵐』穂村弘 2022.1.31-2.6 月曜日 水道の設備業者の調査。 母屋に新たに露出配管を計画する…
大分で日本語教育をされているTさん提案により、留学生を交えた哲学対話の場、P4Eを初めて開催してみました。お二人の異文化のなかでの語りがたさ、伝えがたさと向き合う姿勢に感動しました。 哲学対話の場は、うまく話す必要はありません。しどろもどろでも…
多様性のある対話の場を作りたい、そんな思いから「P4E(philosophy for everybody)みんなの対話 in 別府鉄輪うかりゆハウス」を日本語教師のトウエが企画しました。今回は、大分で学ぶ留学生の経験を基にみんなで対話をしていきます。対話のはじめに、まず…