妻が寝てしまったあとでも、僕はまだノモンハンの戦場のことを考えていた。そこではすべての兵士たちが眠っていた。満天の星が頭上にあり、無数のこおろぎが鳴いていた。そして川の流れが聞こえた。僕はその川の流れの音を聞きながら眠りについた。
もう残席わずかですが・・1月の案内です。
1月は『ねじまき鳥クロニクル』を読んで新年のスタートとしたいと思います。『ねじまき鳥クロニクル』は全部で3部あるのですが、ぜひ完読してご参加ください。わたしの読書遍歴のなかでも忘れ難い強烈なインパクトを残し、巨大な疑問符として今なお考えさせ続ける、世界文学として推したい1冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
「人が死ぬのって、素敵よね」僕とクミコの家から猫が消え、世界は闇にのみ込まれてゆく。―長い年代記の始まり。
○課題図書:『ねじまき鳥クロニクル 第1部泥棒かささぎ編』村上春樹(新潮文庫)第1部のみを対象にします。
○日 時:2024年1月28日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○ファシリテーター:sihimiz
○参加費:¥1,300円(運営費、むすびのさん特製のメニュー代含む)
○定 員:12名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
1/25木までにお申込みください。