紙面の上で珍しい宝石のように輝いていた綿密な文字に気がつくと、きみは思わず手の動きを止めて目を凝らす。意味どころか、発音すら想像がつかない。じっと眺めて理解しようとするものの掴みどころはない。拒まれたというわけではなく、文字はただそこに立っていただけで、きみの視線は文面に触れるたびにするっと滑り落ちる。その無頓着さは魅力的でもあり、挑発的でもあった。きみは日本語を受講すると決意した。
『鴨川ランナー』グレゴリー・ケズナジャット

七月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。
七月は日本に移り住んだアメリカ人のグレゴリー・ケズナジャット氏が日本語で書いた小説『鴨川ランナー』と同収録の『異言』(講談社)を読んでいきます。
十六歳のとき、四条大橋の欄干から見た鴨川の景色が忘れられず、日本語を勉強し日本に住むようになったALTのアメリカ人が、瑞々しい日本語で綴った半自伝的小説。京都文学賞受賞。
○課題図書:
『鴨川ランナー』グレゴリー・ケズナジャット(講談社)○日 時:
2023年7月23日(日)10:00-12:00○場 所:
別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○
ファシリテーター:しみず
○参加費:¥1,300円(運営費、
むすびのさん特製のメニュー代含む)
○定 員:10名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
7/20木までにお申込みください。
参加希望の方はホームページからお願いします。