日本海側に近いせいか、大分よりだいぶ寒さを感じた。
それだけに酒や海鮮が美味しくしみた。
下関は海洋とそれにつづく大陸へと開かれた土地で、
コリアンタウンなどすぐにそれを感じられる。
歴史の熱い吐息が何度もはかれた。
赤間神宮は不思議な印象を残した神社だった。
司馬遼太郎の『街道を行く』にはここの宮司だった白石正一郎のことが書かれてある。
高杉晋作に資金援助をしていたが、維新後とくになにも見返りを求めなかったと
記されている。現在の神社にもその功績を記すものはなにもないと。