対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

アフリカの風

 

 

 

 

 

谷々に、家居ちりぼひ ひそけさよ。山の木の間に息づく。われは

 

うみやまのあひだ 釈迢空

 

 

 

 

2023.3.6-12

月曜日

河北秀也氏のいいちこ展の影響もあり、

フレスコモデルのいいちこ麦麹を呑んでみたら想定外に体にしっくりくる美味しさで

沼りそう。デザインも唯一無二で見ていて飽きない。

 

 

 

火曜日

こども哲学を開催する。

今回は大人が用意した問いではなく、

こども自身が考えた問いを多数決で選んで対話をした。

どれも魅力的な問いばかりだった。

 

すべては問いから始まる。

 

 

 

水曜日

ねこの体に花粉が付着しているせいか、

寄ってくと鼻がムずる。

 

 

木曜日

汗ばむ。

暑いくらいの。

 

 

金曜日

アフリカのダンサーたちが踊るピナ・バウシュ春の祭典」。

バックグラウンドとなっているアフリカ西海岸(セネガル)の風、光、

犬もまた途方もなくすばらしい・

 

Dancing at Dusk - A moment with Pina Bausch's The Rite of Spring - Sadler's Wells Digital Stage

 

 

土曜日


誕生日プレゼントに中国の油煙墨をいただいた。

ありがとうございます。

 

 

 

日曜日

予報通りの雨が降る。

雨音を久しぶりに聴いたような。

 

 

二玄社の「新書源」を自分への誕生日プレゼントとして購入する。

書くということはなにかを伝え残す以上の痕跡だ。

靈が動かす、書くことのいとなみ。

こっくりさんや大本の出口なおのお筆さきの自動書記を思い起こす。

口頭ではなく、それは書いたものでなければならなかった。

 

 

書く事への執着がこの齢になって覚醒するとは想像していなかった。

小説家の吉村萬壱氏の「自分の字を好きになってください」

という言葉がわたしのなかにずっと残っていた。

失語したように書けなかったわたしが、自分の言葉を取り戻していく一年に。

 

 

 

 

折口信夫の自筆で書かれた歌集をながめて

 

 

人も 馬も 道ゆきつかれ死にゝけり。旅寝かさなるほどのかそけさ

うみやまのあひだ 釈迢空