対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】第壱回 本読みに与ふる時間

 

 

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闖入者

 

 

休日の朝に、オンラインで参加者とそれぞれ好きな本を読む時間を共有する

という企画を試みてみました。

 

参加者は8名。いずれも私以外は全員女性の参加者でした。

(やはり文化の担い手は女性なのだろうか?と考えたりもした。

新しいもの、面白そうだというアンテナ、そういうものに参加していく感性など)

 

***

外はしとやかにそぼ降る雨の日曜日。

20分間だけ時間をとって、みんなでしずかに読書しました。

(この短さがよい)

 

たったこれだけの営みなのですが、

私にはとても優しい時間が流れて、

終わった後も満ち足りた思いで清々しかったです。

朝が気持ち良ければ、その日一日も良き休日となることが約束されたような

もの。

また普段一人で読むのとは倍の集中力で読めるので、

難しい哲学書などもってこいかなと感じました。

読書は独りの営みなのに、ゆるくつながっている感じが不思議でした。

オンラインのまた別の可能性を発見しましたね。

贈与とか時間が最近自分のテーマとしてあったので、

いろいろ今後の展開につながりそうです。

 

ご参加ありがとうございました。

また次回も機を見て開催したいと思います。

 

ちなみに参加者の読まれた本は以下の通りです。

 

『モモ』ミヒャエル・エンデ

『最後の親鸞吉本隆明

村上海賊の娘』和田竜

『沈黙』遠藤周作

『普通の人々』谷川修太郎(雨の日曜日なので)

『コケの自然誌』ロビン・ウォール・キマラー

『数学の贈り物』森田真生

『JR上野駅公園口』柳美里

 

 

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本読みに与ふる時間 開催風景

 

 

 

 

 

個人的には「コケの自然誌」が気になる。