対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

振り袖は泣く

 

 

 

 

お母さん、彼らは詩を書くのです。パウル・ツェラン

 

 

 

なぜ、事の初めにはいつも光があるのだろう。ドリゴ・エヴァンスの最初の記憶は、教会の礼拝堂にあふれる太陽の光だった。彼はそこに、母親と祖母といっしょにすわっていた。木造の教会。まばゆい光、彼はよちよち歩きでその超越的な光のなかに迎え入れられては出て行く。女たちの腕のなかへ。彼を愛した女たち。海へ入り、浜辺へ戻って来るように。幾たびも。『奥のほそ道』リチャード・フラナガン

 

 

 

 

 

 

2023.7.30

本が棚から落ちてくる

だから読めという

本とのそんな関係

時熟する

 

 

米津氏の「地球儀」は聴くたびに涙が出る(くやしいが)

宮崎駿も最初に聴いたとき涙したようだ

 

 

 

初めて見たときにこれから生涯何度も見たいと思わせたが、

廃盤になって価格が高騰している「宮崎駿の思考過程(ポニョはこうして生まれた)」

全5巻を購入し(少し安くなっていた)、少しずつ見る・

ここには私がかつて住んでいた三鷹や小金井周辺の光や鳥の声が溢れていて、

ああ新宿の光と三鷹のそれは違うのだと思わせるし

あの透明な空気を一緒にすっていたのかと今さらながらに思うのだった

 

 

 

相手がカルマ(過去での悪い行いはこちらに返ってくる)をつくる行為を

こちらに向けたときに、向こうのカルマは増えると、こちらのカルマは減るのだと

ふと思った。