対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催案内】哲学カフェ大分 11.16

 

 

f:id:kannawadokusho:20191022203833j:plain

 

 

11月の哲学カフェ大分は「写真が人にもたらすものとは?」をテーマに

みなさんと対話していきたいと思います。

 

 

以下案内文です。

毎年年賀状に印刷される幸せそうな友人の家族写真が苦手だという人がいるという話を聞いたことがあります。デジタル技術の発達により、写真は個人的なものから、オープンでシェアされるものに変化しました。一方で秘匿したい大切な写真もあるでしょう。人はなぜ写真を撮るのか。問い考えたいと思います。

 

 

○テーマ:「写真が人にもたらすものとは?」 
○日 時:11月16日(土)19:30-21:45  
○場 所:大分市中心部
○参加費:¥500円(運営費、会場費)
○定 員:約20名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:開催前日までにホームページからお申込みください。
 
ホームページ
 
 

【開催報告】第1回 哲学カフェ大分 10.19

f:id:kannawadokusho:20191022123815j:plain

f:id:kannawadokusho:20191020213840j:plain

 

 

BunDoku(大分朝読書コミュニティ)からのれん分けをして最初の

哲学カフェ大分を開催しました。

 

今回は「恋愛感情とはなにか?」をテーマにみなさんと対話しました。

なかなか年齢を経ると正面切って恋愛について話したり考えたりする

機会がないなあと思っていたので、このテーマにしてみました。

 

恋と愛の違いから、動物行動学的な説明、自分がなくなること、自立と依存、

キモさ(負の性慾)についてや、ビビビという直観について、

恋愛をしなくてはいけないのかというそもそもの問いまで、

たくさんの恋愛感情について対話をしました。

 

ご参加ありがとうございました。

 

 

【開催報告】第四十二回 別府鉄輪朝読書ノ会 10.20

f:id:kannawadokusho:20191020220021j:plain

十月は村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を

みなさんと読んでいきました。

 

f:id:kannawadokusho:20191020220106j:plain

アオ(ブルーハワイ)とシロ(バニラアイス)。

 

f:id:kannawadokusho:20191020220835j:plain

f:id:kannawadokusho:20191020220238j:plain

アカ(トマト、赤味噌、人参など)とクロ(里芋、黒酢、ブラックペッパーなど)、

ブロッコリーの緑も)

 

作品にちなんだむすびの河野店長の特製メニューはカラフルなものでした。

美味しかったです。

 

 

f:id:kannawadokusho:20191020220610j:plain

 

みなさん主人公の置かれた状況を自分のこととして捉えながら、

さまざまな解釈、読みを展開して、いつも以上に白熱した会になりました。

海外の方の意見も参考になりました。ご参加ありがとうございました。

 

作中に出てきた大分県の山中の温泉はどこなのでしょうか??

 

 

f:id:kannawadokusho:20191020220947j:plain

f:id:kannawadokusho:20191020221132j:plain

 

おわって冨士屋ギャラリーへ。すてきな空間で喫茶が楽しめてオススメです。

私の部屋から冨士屋ギャラリーの庭が眺められるのが自慢です。

 

 

f:id:kannawadokusho:20191020221242j:plain


樹齢二百年のウスギモクセイが香っていました。


十一月は谷崎潤一郎の変態小説『春琴抄』を読みます。

 

 

 

【若干名募集】「哲学ツーリズム@釜ヶ崎 11.2 」

 

 

f:id:kannawadokusho:20191001184827j:plain

※この写真は認定NPO法人Homedoorさんを通して撮影者に購入額の一部が寄付される仕組みになっています。
 
いつからか、大阪の釜ヶ崎(西成)という土地に興味をもった。
 
こわい、きたない、近づいてはならない、そんなイメージであったが、
 
この土地のことについていろいろと知るうちに、
 
強く魅きつけられるようになった。
 
 
 
 
6月にあまがさきの哲学カフェに参加した際、泊まるところがなくて、
 
主催の赤井さんに紹介していただいたのが、
 
偶然にも釜ヶ崎にあるココルームというゲストハウスだった。
 
 
 
 
赤井さんは以前にココルーム主催の釜ヶ崎の町を歩く会に参加していたので、
 
そのときの興味深い話を聞いた。
 
 
 
自分も哲学ツーリズムというスタイルで参加者を募り、
 
企画できないだろうかと、ココルームに打診したところ、
 
快く引き受けてくれた。
 
 
 
 
この企画にどれだけ人が集まってくれるか未知であったが、
 
メールで呼びかけたところ、あっという間に定員に達してしまった。
 
それで満を持して準備していたところ、今回の台風で流れてしまって、
 
ふたたび11月2日で仕切り直すことにした。
 
 
 
10月の時は内々で募集していたのだが、今回は広く県外からも
 
申し込みを受け付けたいと思います。
 
地元関西の方など若干名ですが募集します。
 
たとえば、こういうところを訪問する予定です。 
 
 
参加したい方、詳細を知りたい方、参加費など、
以下のメールアドレスに問い合わせください。
11月2日(土)の午前中から18時までがっつり釜ヶ崎の各所をめぐる予定です。
 
umoregi15★gmail.com
 
★を@に変えてください。
 
 
哲学カフェは、車窓からの風景が次々と変わっていくように、旅と似ている。
「哲学ツーリズム」とは、観光と哲学カフェ(対話)を組み合わせたもの。
どのようなスタイルが良いのか、これから手探りで模索していきます。
それまで無縁だった世界を知ることで、また既知のなかに未知を見出すことで、
自分の足場を崩していくような、経験ができるといいなと期待します。
 
 
「哲学ツーリズム」に関して、以下のブログを参考にしました。
 
 
 
 
***
以下案内文です。
 
「哲学ツーリズム@釜ヶ崎はココルームという釜ヶ崎に根を下ろして活動しているNPO法人に案内役を頼んで、釜ヶ崎で活動している様々な施設を訪問し話を聞き、対話をする企画です。教育や医療、福祉、あるいは貧困の問題に関心のある方には大きなインスピレーションを与えるのではないのかと思っています。
 
 
○テーマ:釜ヶ崎を歩く  
○日 時:11月2日(土)9:00-18:00 
○場 所:大阪西成区
○企 画:対話と人と読書・シミズ
○案内人:NPO法人 こえとことばとこころの部屋 ココルーム
○定 員:約10名程度(要事前申し込み、先着順)
 
 
 
 
 

【開催報告】医療・看護・介護関係者の方のてつがくカフェ 10.5

f:id:kannawadokusho:20191006101712j:plain

f:id:kannawadokusho:20191006101816j:plain

 

 

〈医療・看護・介護福祉関係の方の哲学カフェ10.5〉を開催しました。今回で2回目になります。前回は「看取り」について、今回は「人間にとっての病」について、みなさんと対話しました。
 
 
日本のテレビ番組の多くは健康や病気に関するもので溢れていますが、根っことなる死生観や人間観がないために、いたずらに不安を煽り、対症療法的に右往左往しているだけのように見えます。母はそういう健康番組をたくさん録画しているのですが、あれが健康に良いと聞けばすぐ入手して試す、これが健康にいいと紹介されればすぐに入手して試すを繰り返しています。
 
 
今回のようにじっくり病や死について話し合える場が増えるといいなと思っています。
 
 
 
◆対話の中で出てきた、重要だと思われるキーワードを羅列してみます。
 
喪失感/死生観/老いと病の境界/意識と身体のズレ/下降線/障害受容/長生きが善か/当事者/準備/生き方を変える/医学的な回答と宗教的な回答の違い/人間性が磨かれていく/自分のキャパを超える体験/不安/コントロール不可/主体の裂け目/開かれる/開かれている/治すとは別の仕方で/主体性が生まれる/寝たきりは日本特有/土台がなくなる/一瞬一瞬/後悔/ケア/レヴィナスの他者には死者が含まれている/身代わりとして生きる/意味を紡いでいくこと/意味づけられないこと/生ききる
 
 

 

f:id:kannawadokusho:20191006102148j:plain

f:id:kannawadokusho:20191006102226j:plain

f:id:kannawadokusho:20191006102252j:plain

 

二次会はばんぢろさんでクールダウンしました。

 

映画「ジョーカー」を見ても思ったのですが、

個人の病を社会がどう包摂するのかは、たいへん難しい問題です。

 

 

 

「周囲からの支援と尊敬」が欠如した状態に置かれると、どれほど生理学的・生化学的に健康な生き方をしていても、それはあまり人間の生命力を高める役には立たないということである。内田樹

 

健康って何? - 内田樹の研究室

 

 

 

不定期ですが、この〈医療・看護・介護福祉関係の方の哲学カフェ〉は

継続して開催していきます。

 

 

【開催案内】別府鉄輪朝読書ノ会 10.20 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

 

 

f:id:kannawadokusho:20190922222858j:plain


十月の別府鉄輪朝読書ノ会の案内です。

 

 

◎10/20(日)午前10時00分~
十月は村上春樹『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』(文春文庫)を読みます。
 

内容紹介(BOOKデータベースより)
多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!
 
 
 
○日 時:10月20日(日)10:00-12:00 
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○参加費:¥1,200円(運営費、むすびのさん特製の軽食、ドリンク代含む)
 ○定 員:12名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
      10/14までにお申込みください。
 
 お申し込みはホームページよりお願いします。

kannawanoasa.jimdo.com

 

 

【開催報告】第四十一回 別府鉄輪朝読書ノ会 9.29

 

 

九月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。

今回は西加奈子さんの『通天閣』(ちくま文庫)をみなさんと読んでいきました。

 

おかしいところ、悲しいところ、辛いところ、泣きもし、笑いもし、

みなさんの感情が激しく揺さぶられた作品のようで、

いつもは静かな読書会なのですが、今回はにぎやかな回になりました。

 

 

 

f:id:kannawadokusho:20190929221137j:plain

f:id:kannawadokusho:20190929221235j:plain

 

むすびのさん特製ドリンクは大阪名物のミックスジュース。

素朴でなつかしい味わい 

 

 

f:id:kannawadokusho:20190929221403j:plain

 

 

この日の特製メニューは作品にも出てきたサーディンの入ったおむすびと、

あんかけ素麺。たいへん美味しかったです。お腹いっぱいになりました。

 

 

f:id:kannawadokusho:20190929221504j:plain

 

 

ここちカフェむすびの店長の河野さんは大阪出身。

通天閣、新世界、釜ヶ崎飛田新地の今昔を説明していただきました。

 

大阪と別府の親近性について。

通天閣別府タワー、雑多性、寛容性、ラフなところ…。

 

 

f:id:kannawadokusho:20190929221630j:plain

f:id:kannawadokusho:20190929221907j:plain

 


ご参加ありがとうございました。

 

次回十月は村上春樹氏の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を

読んでいきます。

 

参加希望の方はホームページよりお申込みください。

 

 

kannawanoasa.jimdo.com