対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】内省的哲学対話 5.3

 

 

 

空を見てよかった

 

闇とも 光とも いえない

もう 内とも 外とも

わからない深さのなかに

結び付きを とりもどす

 

 

内藤 礼

 

 

 

 

 

パレーシア

率直に話すこと、じぶんを見せることは、じぶんへの関係、他者への関係、話すことを通して明らかにされることがらへの関係、これら三つの関係が真のことばとして折り重なる行為なのだ。

 

『こどものてつがく』「フィロ、ソフィア、イエス!」本間直樹

 

 

初めての内省的哲学対話の試み。楽しかった。というか自分もファシリテーターではなく、一参加者として関わりたかったなあと嫉妬さえ抱いた。
 
自分を語る、自分について誰かが語っていること、自分について自分が考えることと他者が考えること、と同時に他者について自分が考え語る。他者の中にある自分、自分のなかにある他者がいる、自分のなかの自分。他者のなかの他者。いろんなものが共鳴すると、小さなこだわり(エゴ)が霧消していくような体感。
 
外を沈黙して歩いて、五月の光と風を感じて、それも言語化して、共有する。たった10分未満の語りでも、自分の本質が露わになる不思議。怖さもあれば、見てくれた気付いてくれたよろこびもある。それぞれ関わってくれた人が自分を見出して、腑に落ちて、楽しく愉快に生きられるとうれしいです。
 
ああ人間やってて良かったわ。今後も改良を加えながら定期的に開きたいと思います。
 
 

途中、近所にある名前もない小さな公園?広場まで歩いて気分転換した。普段は誰もいない、けど生活の余白にはなりうる公園だ。そこが今日はGWの影響で人が多かった。竹細工をしているもの、寝ころがるもの、湯けむりの写真を撮るもの。なんか突然オアシスが現れたみたいで驚いた。