「先生のためのてつがくカフェ」を初めて開催しました。10名ほどの教育関係者の方にお集まりいただきました。普段はファシリテーターとしてあまり緊張しないのですが、今回は少し緊張しました。
哲学カフェは、様々な属性にある方を集めて(あるいはその属性を明かさずに)そのなかで対話するというのが一般的なスタイルかと思いますが、今回は〈学校や塾の先生といった教える立場にある方、また先生を目指されている方〉といった属性を絞ったかたちで参加者を募りました。
哲学カフェには、もともと先生をされている方の参加者が多く、また学校や教育との親和性も高い。今回の会を共同で企画しました現役の先生のTさんは学校での「対話の不在」というものを一つの課題に挙げられていましたので、なんとか先生自身が哲学対話というものを体験されてみて、その面白さや重要性に気付く場になればいいなと考えました。
今回とりあげたテーマは企画者のTさんが考えられた、「私から〈先生〉という権威をとったら何が残りますか?」でした。
参加者の方には事前に、今回のテーマに対して考える事をメールで文章にして送ってもらい、それをベースにして対話に入っていきました。
権威というものがそもそもあるのかという問いや、権威もまた重要であるという見方、そして「人格」という言葉がたびたび出てきましたが、この「人格」というものをはたしてどのように醸成していくのか、先生だけに求められるものなのか、たくさんの問いが出てきました。
他に「幸福」「自己肯定感」「投資」「サービス」「
***
今後とも「先生のためのてつがくカフェ」は継続した会にしたいと思っています。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。