「歩くことと立ち止まること。沈黙することと話すこと、自分自身
との対話 (inner dialogue) と他者との対話 (outer dialogue) を交互に行っていくこと」 『哲学ウォーク』ピーター・ハーテロー(翻訳:西山渓・渡邉文)
こんにちは。シミズです。
今日は〈散歩するてつがくカフェ〉 という新しい企画のご案内をいたします。
通常の哲学カフェは室内にて開催されることが主だと思いますが、 外に出て歩きながら哲学することはできないだろうかと以前から模 索していました。
私は別府市鉄輪に住んでいるのですが、鉄輪の町は起伏があり、 小道や抜け道、猫の道、断層や多くの温泉場、地獄、お店、貸間、 旅館、観光スポットなど、 小さいエリアにたくさんの要素が詰め込まれ、 歩くたびに発見があり、 この散歩する哲学カフェに最適な場所ではなかろうかとあたりをつ けておりました。



こんな小道がたくさんある鉄輪
散歩する哲学カフェの内容は簡単です。 参加者は哲学者の言葉が書かれたくじを引き(例.神は死んだ by ニーチェ )、みんな一緒に散歩をし、その言葉にぴったりとくる場所( 風景、現象)を発見したら、手を挙げてその人の考える、 その言葉とその場所との関連を語っていただきます。基本的に歩くときはお喋りはせず、サイレント・ウォークになります。
そしてそれについて他の参加者の方が質問をします。 発表者はそのなかから一つだけ質問を選び、 それに対してすぐには答えず、散歩をしながら考え続け、 最後にその質問に応えます。
元ネタはオランダの哲学者ピーター・ハーテローさん考案の「 哲学ウォー ク」です。 そのメソッドは確立されていて世界中様々な場所で哲学ウォークが 開催されているようです。
秋の休日、いろんな哲学者の「言葉」を片手に、町を歩き、問い、
・日 時:9月15日(日)14:00-17:00 ※雨天決行・台風中止
・場 所:別府市鉄輪(集合場所ここちカフェむすびの前)
※お車がない方は行き方などご相談ください。
・企 画:対話と人と読書
・ファシリテーター:シミズ
・参加費:1,000円(運営費、会場費、 むすびのさんドリンク代含む)
・定 員:約8名程度(要事前申し込み、先着順)
・備 考:定員が少ないため、お早目にお申込みください。

ここちカフェむすびのさんの前で集合です!
歩くルートは当日まで明かしません。
偶然性に身を預けるというのも、コンセプトのひとつです。
鉄輪のネコたちもお待ちしております。
【当日の会の流れ】
①鉄輪ここちカフェむすびのさん前に集合。受付。
↓
②哲学者の言葉の書かれた〈くじ〉を引きます。 他の人には見せてはいけません。
↓
③シミズのナビゲーションで鉄輪の町を歩きます。
基本的にサイレント・ウォークです。
↓
④自分の引いた哲学者の言葉とぴったりくる場所だと思ったら、「 はい!」と手をあげて他の参加者の歩みを止めます。
↓
⑤どういう風にぴったりなのか、他の参加者に説明します。他の参加者が質問をします。発表者は質問をメモして、 すぐに答えることはしません。
↓
⑥ふたたび鉄輪の町を歩き始めます。 発表者は質問に対して考え続け、 未発表者は言葉に合った場所を探し続けます。以後④と⑤ を繰り返します。状況にもよりますが、 最大で1時間30分近く散歩します。
↓
⑦ここちカフェむすびのさんにて、 ドリンクをいただきつつ休憩します。
↓
⑧1時間ほど対話の続きや感想などを話し合って終了です。
【ルール】
・歩くときはみんな一緒に歩きます。ばらばらではありません。
・歩くときは基本黙って歩きます。話すときは「はい!」や「 ストップ!」と声をかけて、立ち止まります。
【タイムテーブル】
14:00 集合 ここちカフェむすびの前
・簡単な自己紹介と、会についての説明をします。
・くじ引き→哲学者の「言葉」を引きます。
14:15頃出発 散歩のスタート!
15:45頃 ここちカフェむすびの着 ドリンク注文。まとめの対話
17:00 終了 (予定)
14:00 集合 ここちカフェむすびの前
・簡単な自己紹介と、会についての説明をします。
・くじ引き→哲学者の「言葉」を引きます。
14:15頃出発 散歩のスタート!
15:45頃 ここちカフェむすびの着 ドリンク注文。まとめの対話
17:00 終了 (予定)
参加申し込みやお問い合わせはホームページよりお願いします。
↓